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フィンランドのヘルシンキで日本食堂を経営しているサチエは、図書館で知り合ったミドリを食堂のスタッフに迎える。お客は、日本アニメおたくの青年しかいない店にボチボチ人が集まるように。悩みをかかえたフィンランド人、荷物が出てこなくなって困っている日本人など、個性的なお客さんたちが、かもめ食堂に集まり、サチエたちの温かな心がこもった料理でなごやかな気持ちになっていく。
れっきとした日本映画だが、オールフィンランドロケで、現地スタッフや役者も参加して作り上げた日本とフィンランドのコラボ映画。あせらずマイペースなサチエに小林聡美がピッタリ。また「かもめ食堂」の北欧風のインテリア、シナモンロールやおにぎりなどのお料理もおいしそうで、ビジュアルも十分に楽しめる。国境を超えた人間関係をオシャレで心温まるヒューマンドラマに仕上げたのは『恋は五七五』でおなじみの荻上直子監督。(斎藤香)
○○くんの中での最高傑作 ![]()
とある友人が言っていた。
『僕が観た映画の中で最高傑作です。』
お前は何でも褒めちぎるおすぎか、と思ったがどうやら彼はおすぎではないらしい。
本当にこの『かもめ食堂』に心を打たれ、鑑賞後にはオニギリを山下清なみに食らったらしい。それにしても一人の人間をここまで感動させ、人生で一番と言わしめるのは監督冥利尽きるであろう。その人間がたとえ小学生時代には日能研で最下位クラスで成人してからは自宅付近の路上でウンコをしてしまうくらいバカであろうとも、
こんなにも人を感動させるということに、この作品に携わった人々はきっと喜んでくれるであろう。
なんせ『人生ベスト1』である。これは大きい。
そかもその友人はどんな映画を観ても必ず寝ることができるという特技の持ち主で、それがメロドラマであろうとも爆音のアクション超大作であろうとも寝ることができるという特異体質(X−menなど)の持ち主なのだ。
だから僕はかなりの期待を込めて観に行った。
たしかに面白い作品であった。もっというならば『日本映画っぽい』作品であり、
もっと突っ込んでしまうならば『そんな世の中甘くない。死ね。』という感じであろうか。
片桐はいりが相変わらずいい演技をしている。
僕は片桐はいりに偶然にも三回遭遇したことがある。
一回目は自宅マンション前、二回目は『真夜中の弥次さん喜多さん』を観た映画館(僕の前に座ってた)、三回目は原宿のZARAにて。
多分度重なるそういう体験からこの作品に導かれたのだろう、
そう思った。
なんとなくな映画:映画編 ![]()
なんだこのレビューの多さと評価の高さは。
ちょっと面食らったぞ。
結論から言えばこの映画は自分には合わなかった。
映画を見てこの食堂で食事をしたいと思わなかった時点でこの映画の顧客じゃなかったんだなきっと。
料理の画が引き気味でしかも湯気や煙が立ち上ってなくいまいちうまそうに思えなかった。
もっと食いしん坊が万歳するぐらいうまそうな画はあるだろうに。
料理だけでなく全体的に引き気味の画が多いし、
さりとてハッとするような綺麗な画があるでもない。
なんとなくな画が多い。
登場人物達もそれぞれ何か抱えてるんだろうけど、
それが劇中で語られる事も無くなんとなくにしかわからない。
ストーリーも起伏に乏しくさもありなん。
もちろん淡々とした映画が悪い訳でない。
ヨーロッパ映画や日本でも小津映画など好きだ。
けれどこの映画はそれをなんとなく表面だけを租借した感じ。
総じてセンスだけでなんとなく映画を作った印象をうける。
この映画に高い評価を下す人はそのなんとなくに何かを感じているのだろう。
この映画を大人のための寓話とし現実性を排したのならその寓話の寓意は?
スローライフが切り口で寓意もまたスローライフへの薦め?
かもめ食堂の三人の日本人達は相手の背景や過去を気にすることもなく
互いにべったり依存し合ったりせず大人の関係で付き合ってる。
でも一つエッセンスを抜けばそれって保育園児にも言える。
彼らは相手の家庭環境や過去なんて知らないし、詮索もしない。
だけど一緒にいる。
しかしけっこう自分で好きな事して遊んでる。
互いに友達に依存したりはしない。
違うのはギャーギャー泣くし喧嘩が絶えない事。
この映画がそのエッセンスをなんとなくでなく深く掘り下げればもっと好きになれたと思う。
20年後もし『ロハスへGO!』なんて映画が出たら、
『私をスキーにつれてって』が当時果たした役割をこの映画がになうかも。
そういう意味では時代を切り取った映画。
そういやバブル期に『なんとなくクリスタル』ってベストセラーがあったな。
心あたたまる作品 ![]()
どこかで見たことのある映像だな、と思ったら、食パンか何かのCMだ。このCMは、「かもめ食堂」のワンシーンだったのだな、と思うと、何故か嬉しくなってしまった。サチエにみどり、マサコの3人が、それぞれ、味のある演技をしているところが、見どころだろう。フィンランドという異国の情緒や風景が、のんびりしていて、そんな背景での、人間同士の心のふれあいが、とても、心やすらぐ、そんな作品だ。こんなふうに、外国人たちと触れ合うことができる、というのも、理想の形だろう・・・。この映画の原作者、群ようこさんの本が好きなので、よく読むことがあるが、まだこの、「かもめ食堂」は、読んでいない。映画が先になってしまったが、本で読むのも楽しみだ。
たぶん ![]()
たぶん、女って自分よりブスな女が出てればホッとするんじゃない…
これ、出演者3人とも可愛い子で、撮り直したら評価も違うでしょ
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夜神月はエリート大学生。類まれなる天才である彼は、偶然“DEATH NOTE”を手に入れた。そこに名前を書かれた者は死ぬ。将来は警視総監になれる逸材と言われながらも、法による正義に絶望していた彼は、そのノートを使って罪深き者に次々と制裁を加え、犯罪者のいない理想郷を作ろうとする。そしてその制裁は、世間で話題になり、救世主“キラ”と呼ばれるようになる。しかし、キラの正体を絞り込んでいた男がいた。彼の名前は“L”。数々の難事件を解決していた謎の名探偵で、彼はFBIや日本の警察に指示を出し、月に近づいていく…。
原作コミックが1500万部以上も売れた大ベストセラーの映画化。天才・月と天才・Lの頭脳バトルが圧巻の原作だが、この前編はプロローグ。月とLの闘いの序章といった趣。月が正義を掲げながらも、ノートを使って簡単に人殺しを重ね、何も後ろめたさを感じない姿は、ささいな理由で殺人を起こす現代人の象徴のようで背筋がゾッとする。後編で繰り広げられるであろう頭脳バトルへつながるエンディングは、続きも見たくなる作りだ。月は藤原竜也、Lは松山ケンイチが演じる。特に松山は原作のLそっくりで、ヴィジュアルも含めLファンも納得の好演だ。(斎藤 香)
主役二人以外は駄目 ![]()
エキストラの演技は恥ずかしい。
大衆の表現が見てて恥ずかしい。
ていうか津川の警察庁長官の格好はなめきってます。馬鹿か?恥ずかしい。
上原、片瀬にそんな足魅せて欲しかったんですか。恥ずかしい。
なにはともあれこの以上の点を除けば見れるし、もっと面白いものが作れたんではないかと思う。とてもとてもとても残念だ。
でもやはり藤原竜也くん、ケンイチくんは最高でした。
最大の汚点は以上の恥点を作り上げた金子監督の責任です。☆満点なんてあり得ません
絶対に
終わりよければすべて良し ![]()
確かに細かいところで文句を言いたくなるところはいくつもあります。
「原作と比べてあのシーンは…」
「この演出はちょっとありえないんじゃない」
そう言いたくなるところはいくつもあります。
しかしそれを全部帳消しにするのが、後編のどんでん返しからラストシーンへと続く一連の流れの素晴らしさです。見終わった後に何とも言えない泣きたくなるような感動を覚えました。多くの方が指摘されておられるように、この結末の素晴らしさは原作を超えています。
人は神にはなれない ![]()
頭脳明晰で正義感の強い法律を学ぶ大学生、夜神月(藤原竜也)が、悪魔の手による、誰でも殺せる「DEATH NOTE」(死のノート)を手に入れて、罪人だけでなく、自己保身のために、罪もない人たちを平気でその名前を書いて、殺していくことが怖いと思いました。
彼は自分を神だと思っていますが、犯罪者だけでなく、大切な人までノートで殺せるようになった瞬間、悪魔になったのだと思いました。
インターポールから依頼された、この事件を解決する、L/竜崎(松山ケンイチ)との月(ライト)との丁々発止のやり取りが面白かったです。携帯電話のシーンとかね。どちらも天才という設定なので、見ごたえがありました。天才と言ってもタイプが違うのも面白かった。
Lがキラ対策本部を私財を投じて、作ったとありましたが、えらい突貫工事だったのではないでしょうか(笑)?L、どれだけ、お金持ってるの?とか、観ていてツッコんでしまいました(笑)
わたしは、コミックを読んでいないのですが、松山ケンイチの役柄の造詣は原作どうりなのでしょうか?独特の存在感に、見入ってしまいました。でも、あんなにスイーツ好きだと身体に良くないって(笑)
原作の第一部をギュっと縮めた感じ。 ![]()
ライトのお母さんと妹、
ミサミサこと、弥海砂役の戸田恵梨香、
ワタリ役の藤村俊二こと、おヒョイさん。
原作マンガのイメージを崩さず、
とんでもなくハマリ役だと思った。
マンガを原作に映画作ったりすると、
どうしても原作超えが難しいけれど、
本作は、ラストもちょっとだけ違ったので、納得しつつ楽しめた。
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宅地開発で自然がどんどん失われていく東京の多摩丘陵を舞台に、そこに棲むタヌキたちが人間に反旗をひるがえすべく、人間に化けたりする訓練を始めていく。人間がいないところでは彼らは2本足で歩けば言葉もしゃべる。やがては、他所からも助っ人タヌキが現れて妖怪に化けるなど、設定がとにかくユニーク。日本古来の民族伝承なども巧みに取り入れており、おもしろさの中に文化人類学的興味も見出せよう。
ただし、社会派・高畑勲監督らしく、演出の視点はどこかシニカルで、かつての学生運動などを彷彿させるおもむきもある。意外にも、タヌキが人間に殺される箇所など、結構残酷な描写もあり。声の出演は古今亭志ん朝や柳家小さん、石田ゆり子、泉谷しげるなど実に多彩。(的田也寸志)
この壮大なる徒労 ![]()
タヌキはすみ家の山を守れるか!?
タヌキたちは神通力を振り絞って悪いにんげん共に向って行く。
この壮大なる徒労!
。。。そして、楽しさよ(^^)
完全子供向けとあなどることなかれ! ![]()
たぬきぽんぽこって、さすがにお子様専用という先入観で見てなかったのと、
環境破壊で、可愛い狸たちが悲惨なことに。。。って、こーゆーの苦手なんで、
ちょっと心配だったんですけど、そんな悲惨な悲しさだけを前面にだしてなくって、
お涙ものでもなく、えっつ?!結構、おもしろいじゃん!と、世界にはまれました。
狸たちの純な日本的古臭さとか、根っからの明るさとか、
それぞれ一匹、一匹が、一生懸命生きてるんだなあ〜って。
狐との対比もイメージはずしてなくって(笑)それでいながら、
やっぱ、考えさせられるとし、死の描写もしっかりあるし、心に迫ります。
あ、私の母実家、四国の超山奥なんです。狸伝説バリバリですよ!
山の中で、きれいな女の人にお饅頭をもらって、喜んで食べてたら、
それが馬糞でした〜とか。そんな話がたくさんあるそうだし、
94歳の祖母曰く「月がようでとる晩は狸の腹鼓がどっからか響きよるんよ」だそうです。
深いメッセージが込められた作品 ![]()
ぽんぽこを見る前は、正直、声を当てているのが芸能人ばかりで、タイトルから何かおちゃらけた感じがしてやだなぁと変な先入観を持ってました。
でも、全編通して見てみると、すごく深いメッセージ性がある作品だなぁと思い知らされました。
自分達の故郷を、もちうる手段を全てをつかって頑張って守って行こうとしますが、抵抗空しく理不尽に奪われていきます。
でも、もちまえの陽気さと努力で、生きるために何とか人間社会に溶け込み、生き方を模索する彼らの姿はとても胸をうちます。
自然破壊に対する警告、生き物に対する思いやり、色々な要素がこめられていると思うのですが、決して表に出さず、自然に考えさせられるようにさせてくれる作風は、とても素晴らしいと感じます。
何故か好きな作品 ![]()
ジブリ作品には『天空の城ラピュタ』『風の谷のナウシカ』『となりのトトロ』『魔女の宅急便』等の名作がありますが、僕的に『平成狸合戦ぽんぽこ』も中々の名作だと思います。実はぽんぽこって結構好きな作品なんですよね。
言葉ではうまく表現できませんが、好きです。ま、この作品もジブリお得意の環境問題を訴えてる作品ですね。
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母、妹との幸せな生活をおびやかす存在である義父を殺す計画を実行に移した高校生の少年。それは完全犯罪に見えたが、思わぬ綻びが見つかり、彼は追い込まれていく…。
貴志祐介原作の同名ミステリーを、世界的な舞台監督・蜷川幸雄が演出。家族を守るために重い罪を背負ってしまい、追いつめられていく少年の生きざまには胸が締めつけられる。水槽の中で横たわったり、海沿いをロードレーサーで突っ走ったりする少年の姿を、時にはジックリ、時には軽やかに映し出す映像も美しく、ベテラン演出家の繊細かつ確かな腕に圧倒されること必至。また主演の二宮和也が、やさしいがゆえに犯罪に走らざるをえなくなってしまった少年を熱演している。母親に秋吉久美子、妹に鈴木杏、少年のガールフレンドに松浦亜弥が扮し、デザイナーの山本寛斎が、義父の役で不気味な個性を発しているのも興味深い。(斎藤 香)
役者二宮和也に魅せられる作品 ![]()
原作を読んでこんなに悲しい終わり方があって良いのかと思い、(そうしかないか、とも思う)映画が上映されるときには見ることができませんでした。何年もたってふと思い立ってじっくり鑑賞しましたが、原作のなかで優秀で健全な主人公がしだい次第に追い詰められていく様が、二宮君の演技によってみごとに再現されていたように思います。松浦さんの演技には賛否あると思いますが、殺人者を「自然」に受けとめられる「不自然さ」も彼女の淡々とした無機質な感じの台詞回しがなんとなく上手く調和していたようにも思います。見終わったあと、悲しすぎて、「生きている二宮君がみたい!」とコンサートDVDを出してみてしまいました。
青の炎 ![]()
日本の映画なので、ハリウッドには、かないません。全体的に暗いめーじの作品です。
しかし、思春期の少年の複雑な気持ちを、二宮が演じたのは、よかった(うまかった)と思います。松浦あやは、おまけ的な存在でしょうか?
全体的ストーリーは、1人目の殺人の口止めで、再度殺人を犯してしまう、という泥沼のパターンです。
完全犯罪を目指していたわりには、証拠を警察に回収され、計画が甘かったかも知れません。まあ、高校生ですから、警察の上をいこうとするには、荷が重い。
現実っぽく、日本のどこにでもあるような家庭が崩壊していくのが、見ることができるので、これが、自分の生活であったら?と思うと、ちょっと怖い気もした。
少年犯罪 ![]()
二宮演じる主人公の計画性が伝わってくるし、話としても面白い。
だけどTVでもやってそうな感じがして安っぽさが出ていると思う。
演技もさほどうまいとは言えない。
松浦亜弥以外は☆5 ![]()
松浦亜弥が最悪!!いくら人気だったからってあんな大役やらせるなよ…特別出演で妹の友達とかで一瞬でいいだろ?!演技にもなってない喋り方…観ててうんざりです。今やハリウッド進出までした二宮和也の初主演映画。この頃から独特の雰囲気ありましたよね!!童顔なんだけど老成した表情が今の俳優にはなくていい感じです。殺される山本寛斎の恐ろしさも秋吉久美子の哀しい女っぷりも鈴木杏のホントっぽい妹役も中村梅雀のじわりじわりと追い詰める刑事もみんな良かったけど松浦亜弥だけはイケナイなぁ。他にいい女優さんたくさんいるはずでしょ?あの役って本当は物語のカギを握る重要な役だからもっとちゃんとした人にやってほしかったな!!
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クリスマスイヴの夜、東京全域が停電になってしまう。真っ暗な都会で繰り広げられる、一夜の人間ドラマ。主な登場人物は12人。閉店を決めたバーのマスター、その向かいで賑わうキャンドルショップの店員。そして愛人に別れを告げる中年男、エレベーターに閉じこめられた男と女…。無関係のようだった彼らに、思わぬつながりが見えてくる。
ネオンの消えた東京に浮かび上がるのは、非常用電源やロウソクの灯り。その幻想的な光景が美しい。フランス映画などでも活躍する名カメラマン、永田鉄男のテクニックが冴えわたる。豊川悦司が演じるマスターがキーポイントの役どころで、バーで流れるジャズの隠れた名曲「ワルツ・フォー・デビー」が、ストーリーと絶妙にリンク。偶然が重なって彼のバーに集まる人々の関係性もおもしろく、観終わって、どこかのバーでジャズを聴きながら一杯やりたくなる。ただ背景の闇のように、それぞれのドラマがどれも暗めなのが難点。センチメンタル過ぎるのが残念でならない。(斉藤博昭)
映画に派手さはいらない。 ![]()
他の方も書かれてるように、本当に地味。都心が停電しちゃう、っていう話以外は、キャスト(豊川悦司はクセあるけど)も地味、画も地味。
だけど、そこがいい。最近の映画のように、過剰な派手な演出もない。そこが本当にいい。
しかし、停電に見舞われるときのリアリティーがないのと、一つ一つのストーリーが、もう少しだけ煉っていれば、この作品は名作中の名作になったと思う。
結局、映画は派手だったら良いってもんじゃないな、って改めて気づかされた良い作品でした。
吉川さんの涙に ![]()
何と言っても秀逸なのは、自分を父と知らない幼い息子に逢って、彼に背を向けて涙する吉川晃司さんです。あの男前が顔を歪めて泣くシーンは、観ていてこちらも泣けてしまいました。涙と言えば、病を得たモデルに淡い恋心を抱く、本郷奏多さん演じる少年が彼女の苛酷な運命を知って泣くシーン。少年のやりきれない思いがよく伝わって来ました。時を溯って自分が若かった頃を思い出しました。 キーなしでデカいアメ車を拝借して転がす宇津井健さんも良かったです。 惜しむらくは、これだけのキャストならもう少し長くても観客はついて行ったでしょうから、もっと話をふくらませて欲しかったです。
予想外の優良作品 ![]()
この作品の評価評判を全く知らずに購入して観ました。安っぽいカップル向け映画かと思っていましたが、予想外の良好作品でした。キャストからもわかるように多くの世代に共鳴するかと思います。カップルでもシングルでもおもしろく観れると思います。
『大停電の夜に』に見るトレランス(寛容) ![]()
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「30代後半になってから、
一日一日を噛みしめるように生きています。」(原田知世)
女性にとって30代後半という年齢は、独身であれ既婚者であれ人生の大きな
ターニングポイントになるのだろう。容姿の衰えとか、出産とか…
男の勝手な推察だけど。
「三丁目の夕日」、「レイクサイドマーダーケース」を見て、薬師丸ひろ子が
すっかりお母さん役が似合っているので驚いたが、原田知世も薬師丸より3歳若いだけ
なので来年は40歳になる。中年になってもどこか少女のような透明感を失わない
原田知世が好きだ。彼女にも薬師丸のようなお母さん役を演じられるだろうかと
思ったりする。この映画の中の原田はアッと驚く役どころを演じていて、悪くなかった。
クリスマス・イブの夜、東京中が停電になる。
そう聞いただけで、甘ったるい話なんだろうなあと思ってしまう。
実際クリスマスイブの夜に12人の男女がおりなすラブフ・ァンタジーである。
確かに砂糖菓子のように甘い展開といえるかもしれない。厳しい批評も見受けられる。
しかしわたしはこの映画が好きだ。
この映画のキーワードは「トレランス」(寛容)である。
それぞれのカップルがそれぞれの問題を抱えて生きている。(でないとドラマにならない)。
その問題の原因が一方だけにある場合はまずいことになる。一方に落ち度があり、
一方は悪くない。さて、どうすればいいか。
この映画は寛容の物語である。
許しがたきを許す。我慢するのではなく、広い心、寛容さで許す。
そこに人としての成長があり、人生の奥行きが生まれる。新しい人生の出発が始まる。
普段は洋画しか観ないが、邦画も捨てた物ではないと思った。
今年のクリスマスイブにもう一度観よう。
まだ見ていない人はクリスマス・イブにどうぞ。
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『いま、会いにゆきます』原作者で知られる市川拓司が、広末涼子主演の『恋愛寫眞Collage of Our Life』に触発されて書いた、もうひとつの物語を映画化。主人公ふたりの役名や、写真がつなぐ関係、NYで発覚する真実など、ポイントとなる要素は広末版と同じだが、全体にロマンチックな度合いが高まっている。大学で知り合った誠人と静流は、それぞれが抱えるコンプレックスに惹かれ合うかのように仲良くなる。誠人の趣味であるカメラにも興味を示す静流。やがて、別れ別れになったふたりの運命は、NYでひとつになるのだが…。
前半から織り込まれる6年後のNYの風景、ふたりだけの秘密の森と、映像の雰囲気がいい。玉木宏と宮崎あおいのコンビは役柄のわりに美男美女過ぎるけれど、ふたりのまっすぐな演技に好は感が持てる。大学での友情関係など、ややテレビドラマ風なのも気になるが、クライマックスに向ける流れが鮮やか。1枚の写真が、これほどまでに言い知れない感動を残すことを知らされ、しばし言葉を失う。愛する人が今ここにいなくても、心のなかで一緒にいる――。そんな安らぎと幸福感に包まれたラストシーンが、静かな余韻を残すのだ。(斉藤博昭)
いいよ ![]()
感動するとまではいかなかったけど、いい映画です。最後の部分というか話の設定にちょっと無理があるかなって事が感動を妨げてしまったと思う。でも、こういうのも、ありかもね。映像は凄くきれいで、この映画を見ていると一眼レフ片手にどっか行きたくなる。あと、静流の仕草が、とても可愛い。ぷいっとしたり、本当に嬉しそうに喜んだり。。。それだけでも見て損はない映画です。ちょっと悲しくなる、でも凄くいい恋愛映画です。
ごめんなさい ![]()
本当に写真や映像がとても綺麗でした。宮崎あおいさんがとても上手く演じられていました。それだけです。個人的に何かがところどころで不足しているように感じました。物語のストーリー全体をまとめて総括して観るといい純愛の物語になるのだと思うのですが、病気の内容など気になるところ不足なところがいくつかあったので感動することがほぼできませんでした。私にとっては映像の綺麗なただの恋愛ファンタジー映画です。
今世紀最高の純愛 ![]()
語ることはありません…。見て初めて、この作品の素晴らしさは分かると思います。玉木さんと宮崎あおいさんの演技の素晴らしさ、ストーリーの完成度は非常に高いです。私はもう最後はボロボロに泣いてしまいました。さらに、2回、3回と見ていくと、味が深くなる作品です。
間違いなく私が見た中では最高の映画です。
☆純愛☆ ![]()
見ていると
だんだん宮崎あおい演じる静流に恋をしていって
見終わるころには玉木宏が演じる誠人と同じ気持ちになって涙が出てくる
そんな映画でした
下手をするとくさくなりがちな純愛というテーマを
美しく映像にできた稀な傑作だと思います
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日露戦争前夜、徳島大尉(高倉健)率いる弘前第三十一連隊と神田大尉(北大路欣也)率いる青森第五連隊は、八甲田山を雪中行軍することに。少数編成で自然に逆らわず行軍する三十一連隊。一方、大編成で真っ向から八甲田に挑んだ五連隊は、目的地を見失い吹雪の中を彷徨し、遭難する。
新田次郎の『八甲田山死の彷徨』を、黒澤明の愛弟子で東宝青春映画の旗手として知られた森谷司郎監督が完全映画化。出演者の中に脱走者が出たとも伝えられる極寒の八甲田で長期撮影を敢行し、正に本物の雪の恐怖が観る者に襲いかかる。また、傲慢な上司(三國連太郎が熱演)の采配ミスで部下が四苦八苦する五連隊の構図は、現代サラリーマン社会とも共通するものがあり、当時「洋高邦低」と呼ばれて久しかった日本映画界で未曾有の大ヒットを記録。日本映画の底力を見せつけるとともに、森谷監督は以後超大作監督として大いに名を馳せることになった。(的田也寸志)
今の映画人に見習って欲しい ![]()
文字通りオールスターキャストの大作であるが、陳腐な映画ではない。それにはなにはともあれ橋本忍の脚本の力が大きいのだろう。どなたかが指摘されているように、決して穴のない映画ではない。しかし、演じる俳優、演出する監督、撮影するカメラマン等々、意気込みが伝わって来る作品だ。かつて日本陸軍が犯した愚行と、戦争の悲劇を伝えようというそれぞれの強い思いが結晶したのだろう。日本映画が不況であった時代に、この作品は気鋭の作品として光を放っていた。今は日本映画に人気が集まる時代となったが、その作品群は、お世辞にも出来がいいとは言えない。安易な企画と、軽い演技しかできない俳優、見え透いたCG、そして凡庸な監督が、今の日本映画を駄目にしている。この映画を見て、何が欠けているのか見習って欲しいと思わせる作品である。
長い ![]()
『天は我らを見放した』が、当時の流行語になったというこの作品。
昭和の大スターが多数出演。
臨場感ある雪山での撮影。
しかし、長いんです。
2部に分けて上映したらもっとヒットしたのかも知れないのに。
この時代の映画と比べると、今の映画は幼いなぁ。
これ観て、同小説読むか、
読んで観るかしたら、面白さ倍増すると思います。
白い世界と人による地獄 ![]()
素晴らしい、邦画がこんなに良いものとは知らなかった
絶望と恐怖、そして教養が織り交ぜられた内容になっています 私はこの映画は暑い夏に見るべきだと思います。
部屋の中が真冬の八甲田山にいるような感覚になる名優たちの生の演技 本編に入るとひたすら白い世界が広がり、安らぎの場面など全くない そして次から次にバタバタと……
雪も寒い、上司の指揮の混乱も寒い、そして前にも後にも進めず絶望して寒い
私はこの映画を見て雪山いや夏の山でさえ無防備で入りたいとは思いません
奇跡のような映画 ![]()
1977年に劇場公開されたこの作品は、戦後の日本映画の黄金期を支えた傑出した映画人が集結して完成された最後の作品のひとつということができると思う。
このあと、日本映画界は急速に矮小化して、「零細業界」へと没落していくことになる。
今日の多数の映画人を特徴づける、卑小な「個」の世界に埋没した視野狭窄は、こうした作品を創出した世代が年老いていくなかで、支配的なものとなり、今日まで映画芸術を呪縛することになるのである。
黒澤 明を起点として、この作品に参加したひとびと(橋本 忍・野村 芳太郎・森谷司郎)に継承されてきたのは、端的にいえば、「天」の視点から人間をとらえることのできる垂直的な感性である。
換言すれば、それは、その最善の意味における「悲劇の感性」ということができるかもしれない。
真の意味で人間が自己の器と対峙するのは、悲劇のただなかにおいてであることは、時代をこえて、変わらない。
しかし、そのことを忘却するとき、われわれは不可避的に「人間の視点」に埋没し、運命を生きる活力を去勢されていくことになる。
この奇跡のような作品を鑑賞しながら、こうした偉大な作品を創出する感性が数十年前にはまだこの国に息づいていたことを知り、いたく感銘した。
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青山のセレクトショップを経営する詩史は夫がいながら、友人の息子で20歳年下の透と付き合っていた。24時間、詩史からの電話を待つ純粋で一途な透。一方、透の親友の耕二は、専業主婦の人妻・喜美子と不倫中。耕二は喜美子と本命の恋人との間を自由に行き来していたが、やがて、ふたつの恋にも終わりがやってくる…。
江國香織の同名小説を、TVドラマやドキュメンタリーの分野で活躍していた源孝志が演出。詩史と透は黒木瞳と岡田准一、耕二と喜美子は松本潤と寺島しのぶが演じている。ジャニーズゆえ、アイドルのイメージが強い岡田と松本だが、本作では濃厚なラブシーンも披露。ふたりの大胆な挑戦は一見の価値あり。あくまで寓話のような恋にひたる詩史と透、そして現実にもありそうな生々しい不倫にのめりこんでいく喜美子と耕二。ロマンティックな恋と、現実逃避の関係の怖さを見せつける恋、両極端の恋愛は、甘さと苦さを同時に感じさせる。(斎藤 香)
非現実的。 ![]()
私は本作の織り成す非現実的な物語が
そこが駄目だった、と言う方もいるかと存じますが、とても好きでした。
普通の人が言えばとても嫌らしく滑稽に聞えるような言葉。それらを上手く表現してくれる役者さん。
言葉も人を選ぶんだなとつくづく思わされた一作です。
小説はどことなく未完な仕上がりにはなっていましたが
映画ではそれらが上手くまとめられていて、小説で読んだ時のどこか無機質で
非現実的で、ロマンチックな雰囲気も再現されており
観賞後は一息ついて余韻に浸れるような、そんな作品でした。
所々ここはもう少しこうだったらな、などと思う点も間々ありましたが
今も尚、とても大好きな良作です。
ダイジェストの方も暇潰しがてら、見てみるのも一興かと思います。
探していました♪ ![]()
探していたものが安く手に入ってよかったです♪
ただプレゼント用に購入したので詳細はわかりません。
山下達郎の「FOREVER MINE」が聴かせたくて…
綺麗で切ない… ![]()
透の繊細で真っすぐな一途さがあまりにも切なくて、見てて今にも壊れてしまうんじゃないかと、泣きそうになりました。
自分を見失う程、あんなにも心の底から誰かを愛せる(愛せる人がいる)のって凄い事、素晴らしい事だと思います。
それにしても、岡田さんは本当に綺麗ですね…
夫の存在について ![]()
映像のすばらしさ、寺島しのぶのはまり役ぶりは、他の方が書かれている通り、この映画の魅力です。
個人的に気になったのは、映画版では、二人の女性の夫がはっきり描かれていた点です。このことから、二人の女性は、夫との関係の延長で、主人公の男の子達とつきあっているような印象を受けるのです。
しかし、実際には、人間同士の関係は、もっと独立、完結しているのではないでしょうか。そして、主人公の男の子達は、不倫ではあるけれど、不倫だからこそ、自分との関係で、完結した世界を女性と作り上げているのだと思います。そうであるから、ふとしたときに垣間見るその女性のもう一つの世界、夫のいる世界に、静かにショックを受けるのです。
そういった意味で、主人公達の完結した関係をもっと強く描いた上で、夫の存在がもっと間接的に出てきた方が、かえって、印象が強くなったのではないでしょうか。
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静謐で淡くささやきかけるような映像。大事な思い出をのぞき込むかのような、ささやかな世界。東京ローカルを舞台に、一組の少女と少年の初恋と、その顛末を3つの短編で描く。極めて少人数でアニメを制作する、新海誠監督の3作目となるフルデジタル作品だ。
過去にとらわれた少年は、少女と離れることで未来へ進むべき足を止めてしまう。記憶に根差す個人の時間(カイロス)と、絶対的に流れる世界の時間(クロノス)の差異の美しさと痛々しさが深い。主題歌の「One more time, One more chance」は山崎まさよしが1997年に発表した曲だが、名曲は時を超え、色あせないことを証明している。情熱的に何度も繰り返されるサビの果てにたどりつく結末を、ほろ苦いハッピーエンドと取るか、鬱なバッドエンドと取るか……。ちなみに、新海監督が制作したPV「One more time, One more chance『秒速5センチメートル』Special Edition」では、アニメ本編と対にあたる映像となっている。あわせて観るとさらに作品が深く楽しめるはず。(志田英邦)
消えなかった想い ![]()
誰にでもある平凡な日常に秘められて細やかな想いを、美しい映像でひそやかに描いた作品。届かない想いや過去の記憶の中に溶け込んだ気持ちが作品の中に溢れている。
外国のアニメファンにも高く評価されていると知って半信半疑で見た時は、美しい映像に感心しても、それほど良いとは思わなかった。しかし、心に引っかかった何かが気になって、数日後にもう一度見直すと、いかにこの作品が素晴らしいかがよく分かった。
卒業間近の小学6年生から始まるこの物語は、主人公が通り過ぎた2つの時間と現在が描かれている。しかし、最初の少年と少女の二人だけで完結した世界に入り込めなければこの作品は理解できない。なぜならそこには通常のアニメのような大きな事件やエピソードは存在しないからだ。
両親の都合で離れ離れになってしまった二人が、少女の住む町での再会する第1話。転校した種子島でつづられる届かない想いと哀しみ。そして東京での暮らしの中、消えてゆくものと決して消えないもの。心の中に秘められたささやかな想いは桜の花びらや雪のように音も無く降り積もる。
誰かを愛することが幸せをもたらす時もあるように、誰かを愛することでどうにもならない哀しみを背負うことだってある。そしてそれにより一層深い孤独を感じなければならないことも。この作品はそんなつ哀しみを背負った主人公の過ぎ去った時間が描かれている。そしてその時間の中で決して消えなかった想いも。
凄いアニメ7『文化ブログ』http://abekaheki.blog72.fc2.com/
遠く遠くに輝く星 ![]()
この映画の主役はなんといっても映像でしょう。会話やストーリーは簡潔で、その分映像で全て語っています。全体的には悲しげな雰囲気ですが、小説などで景色の描写がそれを見る人の心境を表すように、この映画全編を通して描かれる美しい景色は、日常のささやかな、けれども確かな『希望』の象徴なのではないでしょうか。
以下ネタばれ。そこで是非とも気づいてほしいのが主人公が追い求めていたもの。踏み切りの向こう側にあったもの。具体的には明里ですが彼女は象徴的な存在です。この映画の一番最初と最後の踏み切りのシーン、わざわざ同じアングルにしてあるのだから当然意味があると思います。最初に小田急が画面いっぱいになったシーンは、ラストの貴樹が踏み切りで振り返ったシーンにつながっているのではないでしょうか。PVでもそうでしたしね。
小学生時代の初恋の人を忘れられず、中学、高校、大学と過去に縛られて生きてきた貴樹(ずっと小田急の向こうにいるはずの明里を見つめる貴樹〔小学生から大人へ〕)・・・年月が過ぎ(小田急が通り過ぎ)大人になった貴樹の目の前に明里の姿はなかった・・・
貴樹が追い求めていたのはもちろん明里です。しかし、文通が途切れ、時が経つうちにいつの間にかそれが具体性を失っていきます。(第一話、彼女を守れるだけの力がほしいと強く思った→第二話、最初のシーンで貴樹が見ているのは明里ではなく遠くの光、→第三話、コンビニに入る前の独白「届かないものに手を触れたくて、それが具体的に何なのか・・・会社を辞めた」)
このように明里への想いは徐々に抽象的になり最後には貴樹ですら何を追い求めていたのか分からないと言っています。これがラストシーンで明里が姿を消した理由ではないでしょうか。ストーリー上で納得いく理由というのは明確に説明されていませんが、それはそもそもこの作品のメインの部分に細かいストーリーが必要ないからだと思います。
そして最後に貴樹が微笑んでいたのは、彼が追い求めていたものが明里という具体的な存在から、なにか大切なもの、想い、に姿は変われど存在していたから。そんな大切な想い(大切な人)をどこかに隠している世界そのものを愛おしく思えるよな気持ちがあったからではないでしょうか。
それこそがこの映画の根底にあるもの、全編に散りばめられた美しい世界の、微かな、けれども確かな希望なのだと思いました。 ストーリーだけなら中途半端な恋愛物語がこれほど心を揺さぶるの理由は、こういったテーマが無意識のうちに伝わってくる作品だからなのではないでしょうか。
最後に小ネタ一覧(想像+小説より)
第一話・・・
踏み切りのシーンのラストとの繋がり
手紙を書いている貴樹の思いは鳥になって明里の元へ
岩舟駅への道中、焦る貴樹の想い→吹雪・半分諦め?疲れ→静かに降る雪
明里との別れのシーン、明里「あなたはきっと大丈夫。」(もう会えない、諦め?)
それに対する貴樹「手紙書くよ。電話も。」(諦めきれない、執着)
鳥は二羽に(二人の当てのない思い)
第二話・・・
冒頭シーン、遠くの太陽?を見つめる貴樹、弓道で遠くの的を真剣な瞳で狙う貴樹(過去への執着心の比喩)
冒頭シーンの景色と後に花苗が紙飛行機を飛ばした場所の景色の構図が同じ、特徴的な木が一本あり、夢の中での太陽?の光は現実には風力発電のライトになっている。心象風景の元?
私は犬じゃなくてよかったなあ(犬のカブが花苗のすぐ横でしっぽ振りまくり)
カブのエンスト(花苗の決心が折れる)
太陽系外探査のロケット(遠く昔の思い出、深遠にあると信じる大切な思いを追い求める貴樹)
打ち上げシーン(ロケットと自分を重ねる貴樹、貴樹はロケットと同じだと思い知った花苗)
ロケットの煙で真っ二つに分けられた空、電線で真っ二つの月(ロケット打ち上げ前と後の花苗の心境の変化)
第三話・・・
探査機が目的地?に到着(貴樹の思いも終着点へ)
明里と貴樹が昔を思い出す(雪と桜の花びらは思い出の象徴、東京の上を飛ぶ二羽の鳥は二人の想い、魂の彷徨)
桜の花びらを握り締める貴樹、特に気にしない明里
映画でみたかったなあ・・・
決して誰にも晒すことの出来ない”心の聖域” ![]()
普段あまりTVもチェックせず、アニメにも疎いのですが、たまたまチャンネルを変えた先で、BSでこの作品が流れていました。
観ているうちに、何か、”こんな映画を待ってたんだ・・・”って感じで、いつの間にか部屋を真っ暗にして、丁寧で心の奥底の一番深く痛い部分にふっと入り込んでくるような隙の無い”映像美”と、主人公の少年と少女の、本当に相手を想うが故の”寡黙さ”と、数少ないながらもやっと言葉を交わすような”危さと緊張感”に、食い入るように見入ってしまいました。
全体のストーリー的には、他の方も書かれている通り、第三話の展開で賛否がわかれるようですが、それを差し引いてもこの作品には、他の膨大で”凡庸な”アニメとは一線を画す決定的な”何か”があります。
”日常”では、とても気恥ずかしくて決して誰にも晒すことの出来ない”心の聖域”は、私達が意識している以上に、自分自身の”日常”を支配してしまっていることだってあります。
そしてそれは、この作品で登場する、穢れを知らぬ”制服を着た中学生”だけに許容される”想い出”だけではないのだとも、私は感じます。
それは、ほんとに小さいようでいて、人によっては全人生をかけた、永遠の命題にすら成り得るのです。
ストーリー云々より、この作者が最もやりたかったことは、無駄の無い”心の聖域”を見せ付けることではなかったのかと思います。
個人的な意見ですが、最終的にこの作品は、一人一人が持っている”心の聖域”の濃淡と強度により、駄作にも成り得るし、稀有の名作にもなると思います。
まさに”人を選ぶ”作品ですね。
テレビで…… ![]()
見ました。
BS2でやってました。
知ってはいませんでした。ただチャンネルを適当にかえてたらふと目にとまっただけで。
見入ってしまいました。
綺麗な背景。
心安らぐ音楽。
絶妙な間。
と「人」。
びっくりしました。
こんなアニメ見たの初めてでした。
自分は、見終わった後すぐにもう一回見たいと素直におもいました。
しかしいろいろ話し足らずなコトもある作品だと思います、あると思いますが、単純に胸が熱くなる映像だったので…買いました。
いろいろ言って訳分からないカンジですけど、買って損はないです。これは。
距離なんて関係ないってずっと信じてたあの頃…。
儚い夢を持ちきれていなかったあの頃……。
大人になり、現実に脅かされている今………。
あぁ……若返りてぇ。
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2004年のクリスマス・イブの日に、東京の地下鉄の最新鋭実験車輌が(通称クモ)が乗っ取られ、乗降客200万人の命が危険にされされるハメに。その犯人からの指名もあり、警視庁初の交渉人・真下正義が奮闘する!
国民的シリーズにまでのしあがった『踊る大捜査線』のスピンオフ作品第1弾。シリーズではコメディリリーフだったユースケ・サンタマリア演じる真下だが、この映画における真下はやばいくらいにカッコイイ。また未曾有の地下鉄パニックシーンや、さらに爆弾をも仕掛ける巧妙な犯人の手口、外で犯人を探す刑事たちの奮闘などがクライマックスへと集約していく様は手に汗を握らずにはいられない。『踊る』シリーズを見ていない人にも十二分に楽しめる、パニック・サスペンス映画として実によくできた作品だ。観て損なし!(横森文)
「踊る」の中でも屈指の作品 ![]()
劇場でやってる時から見たいな〜とは思っていましたが結局見に行かずテレビで見ました。でもテレビで見てハマりました。脚本が素晴らしい。後半の伏線とか。キャストもよかった。アリtoキリギリスの石井さんと寺島進さんが特に。犯人の最期や行動にはいろいろな意見があるようですが、wikipediaを見ると続編があるようなことが書いてあるので本当にやるなら今作の疑問を解いてくれるよう期待です。
よく考えて作ってありますが ![]()
単にエンタテインメントとして観るならこれ以上の作品はないでしょう。最高だと思います。
ただ、細かい部分に目を向けたらいろいろ疑問な部分が残ります。犯人の最期については僕は否定的です(あの程度で済むはずがないだろう、という意味)。
ネタバレになっちゃうので詳しく書けないのが何なんですが。
上記の点から★1個減らしましたが、とにかくオススメ。
木島さんの暖かさやTTRスタッフの次第に変わっていく様子には観ていて涙が出てきます。
おもしろいが ![]()
さすが踊るシリーズだけあって最後までテンポよく見れた。ちょっと古畑任三郎の江口洋介の事件っぽい。謎の人物から交渉人への挑戦があったという展開。あっと驚くことは少なく割りとわかりやすい展開だがおもしろかった。
ただ、おもしろかったという印象は残るが、肝心なところがイマイチ。まず踊る本編のように感情が入っていかない。序盤はよかったのに、結局交渉術の凄さみたいなものも伝わってこず、ほとんどデータに頼ってる感じ(現実もそうだろうけど)。爆破止めようってシーンは真下自身は蚊帳の外だし。あと犯人の最終目的もよくわからず、しかもあのオチ。テロ組織じゃなく一般人が犯人なのは現代劇っぽくていいが、犯人がはっきりしないなんてのは正直ガッカリだ。「世にも奇妙な物語」じゃないんだからせめて物理的に説明のつく結論がほしかった。
クライマックスより司令室でのやりとりのほうがおもしろかった。ユースケはじめ役者が個性派で粒揃いだし、空気を楽しめる密室劇だった。そういう良さがこの映画を支えている。細かいセリフや役者陣の素晴らしさに満点、ストーリーの欠陥を引いて4つってトコ。
傑作 ハリウッドを超えた ![]()
何となく、暇つぶしに、期待もせずに見たが。
ビックリの面白さ。
斬新なストーリー展開。
職人とオタクの素晴しいボレロ。
現代社会の見えざる恐怖。
予知不能の巨大システムダウン。
意図不明のテロ。
見事に描いている。
スピード感、登場人物の存在感、リアリティ。
ついに、ハリウッドを超えた。
見事の一言。
西村雅彦 がラストの沈黙の中で、拍手する場面は、
映画史上に残る凄さ。必見。
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公式ガイドブック『交渉人 真下正義』完全FILE |