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甘苦上海〈1〉夏から秋へ

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全てが中途半端
全てにおいて中途半端な小説です。まず、登場人物のほとんどに現実感がありません。ヒロインの紅子は51歳という年齢の割には恋愛において未熟だし、その相手役の石井京は、プレイボーイという設定の割りには純情すぎます。人物それぞれが小説の中で生き生きと動いている様子はうかがえず、単に高樹のぶ子という作者の頭の中でしか生きていないような小説です。性描写にしても、恋愛感情の描写にしても、どうも作者の未成熟から来ているような気がします。その意味では空想小説とでも呼べるかも知れませんね。恋愛は頭の中でするものではありません。セックスもまた然りです。登場人物それぞれのセックスがとても未成熟なのはどうしてでしょう?50代、40代、30代とそれぞれ成熟した性経験を持っているはずなのに、小説の中での性はまったく20代のようです。この手の恋愛小説を書こうと思うのなら、作者はもっと本物の性経験を持たなくてはいけないのかも知れません。ただ、唯一救われているのは、松本という男でしょうか。この男にはリアリティがあります。作者のまわりにモデルでもいるのかと思わせるほど良く書けています。最後になりますが、もし興味があるのなら古本での購入をお勧めします。わざわざ新刊で買うほどの価値はありません。

買う値打ちは無い
私は日経を10年続けて読んでおります。今まで読んだ連載小説の中でこの小説が群を抜いてくだらなく、早く終わって欲しいと連載開始直後から切実に思っております。

小説家なら、なぜそれぞれの登場人物をもっと色鮮やかに描き出せないのでしょうか?主人公の魅力が全く感じられません。主人公の紅子はただの自己愛の塊にしか見えません。紅子がお金で買った男、「京」との関係も、精神的な繋がりに結びつく出来事が殆どなく、ただ体の関係だけがあるだけ。紅子の言動に既に自己愛や自分の主義についての矛盾がちらついてくるため、主人公に共感が持てない人が多いと思われます。
色々と中途半端なエピソードが混ざり合って消えていきますが、話が展開しても、何故京が紅子に惹かれるのかが、少なくとも私には全く理解できません。

「性」の表現も実に中途半端ですね。
ポルノとしては表現が甘くてインパクトに欠け、恋愛物としてはくだらない。京が実に自己本位なセックスばかりをしており、作者の価値観が反映されているのかと勘ぐってしまうほど真の愛からはかけ離れています。
松本との不倫関係も不謹慎すぎます。せめて松本は独身という設定にしていれば、この小説はここまで不愉快なものにならなかったかも知れません。松本の家族が全く透けて見えない事実も、この作家の力量を示しているのではないでしょうか。


朝から妙に臨場感あふれてました…
連載時、毎朝読んでいました。設定や内容が、殆どの一般庶民には無縁なのに、妙に臨場感あふれてるのが、不思議でした。まるで上海の雑多な風景や音が見聞こえてくる感があって、さすが高樹先生!です。新聞連載時の挿絵が、内容のエロスとは関係なさげなのに、妙にしっくりしてたので単行本にはないのが残念ですね。51歳という主人公女性の年齢がまた生々しくて、面白いです。

上海の質感が伝わる一冊
甘苦上海〈1〉夏から秋へ

主人公の紅子は51歳。日本で妹の清子とともにエステサロンを開き成功する。野心家の姉紅子は国内の店を清子に任し、単身中国、上海に「Ladies SPA 紅」を開店し成功、高級アパート、運転手付きBMWと上海のセレブ、日本では勝ち組としてなに不自由なく見えたが、唯一恋に餓えていた。そこに現れた上海書生の石井京。彼への12万元の融資を彼の体と引き換えに了承する。

その後紅子は京の優柔不断さに振り回されることになるが、あるとき運転手の趙がきっかけで商社支店長の松本と知り合う。当初二人には何もなかったのだが、ひょんなことがきっかけで知り合った春火の一言で松本と関係ができる。

松本との関係を持った紅子はそれまで引きずられていた京との関係を紅子の思うとおりにすることに成功する。そんなおり松本から、後輩が過去に新聞記者時代の石井京がかかわった事件のことを聞くことになる。

紅子は引っかかっていた猫の名前「コン」の意味がこの京のかかわった事件にあるのではと思い彼の家を久々に訪ねる。彼の口から彼の過去を聞きたいと詰問する。

しかしそんなこと聞いてどうなるものでもない。結局すべてはわからずじまい。

思いがけず京との関係に変化をもたらすきっかけとなった春火からの無言電話がある。そして写メールも。なにか彼女の身にあったのだろうか?

数日後また春火の携帯から無言電話がかかる。むなさらぎがする紅子は京に電話をする。春火とのいきさつを説明し、その写メールを京に見せると、彼のいがいな一言「春火はチベット人か」。どうやら彼女の写真のバックに写っている本はチベット密教の「龍猛論」という本らしい。

京は急に記者魂に目覚めたのか、春火とチベットの件を調べ始める。数日が経ち京から久しぶりの電話が入る。「いろいろわかりました。紅子さんもここにきませんか?」

さあ御期待…。

毎朝、読むのを楽しみにしてます
 
女流作家の小説をまともに読むのは、初めてだ。

だから、僕にとって、この小説は、キワメテ、新鮮だ。

女性特有のものか、描写がとても丁寧に書かれている。

 特に、

 性行為の描写が素晴らしい。


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多くの人に読んで欲しい
 雑誌クロワッサンに連載されていた作品であり、全340ページに26の短いエピソードが連なっている。

 舞台は「もはや戦後ではない」といわれた昭和30年、山口県防府市。主人公は、頭に2つの「つむじ」(マイマイ)のある小学3年生の女の子。あとがきによれば、主人公の新子は「9歳の私自身であると同時に多くの日本人でもある」とのこと。

 物語は春に始まり、次の春で終わる。元気がよく、感性の豊かな新子が、さまざまに、感じ、考え、行動したことをいきいきとした筆致で書いている。
 私が特に感心したのは、新子がどの場面でも自分で考え一所懸命に生きていること。そして、戦争の名残や様々な大人の事情(ネタばらしになるので具体的には書きません)によって、1年のうちにずいぶん成長していくさまが書かれている。どのエピソードも、安易な納得や結論はなく、「ああ、そういえば、あの頃は、毎日がわからないことや納得のいかないことばかりだったなあ」と思い起こさせる。

 戦後のまだ折り目正しい礼節のあった時代であり、新子の周りの大人や子供たちも、ちゃんとしっかりと生きている。私は、登場人物のそれぞれに共感しつつ読んだ。
 ひさしぶりに、後味のよい、しみじみと共感できる本を読んだという感じがする。私のような年代だけでなく、多くの若い人にも読んで欲しい本である。


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日本版マディソン郡の橋?
40代の男女の恋愛を描いたもので、セックスの場面は生々しく、そこだけを読めば官能小説のようでもありますが、いやらしさはなく、セックスが恋愛に重要な要因であるという作者の考えからその場面はこの物語に不可欠です。男と女の心理、相手を求める欲望がリアルに描かれていて、これが本当の男女の感情だろうと思わせます。想う相手に「愛している」と口に出せば空疎に聞こえ、本当の気持ちはそれにはそぐわないと感じるのが普通ではないでしょうか。この二人の絆は言葉では言い表せない強いものです。読みおわった直後、日本版「マディソン郡の橋」かと思いましたが、マディソン郡の橋より現実感があり、考えさせられることがたくさんあります。「マディソン」は中年の恋愛をただきれいに描いただけでしたが、「透光の樹」は恋愛の本質に迫っており、愛に命をかける壮絶さに心を打たれます。

大人の「純愛」小説
女性の情念を見事に表現している作品で、大人のある意味「純愛」小説と言えるかも知れません。
物語の中で「「恋愛」とはなにか?」を二人が議論する場面が出てきますが、最後に登場する娘眉の結婚生活と対比すると作者の考えている答が見えるような気がします。
物語の舞台になっているのは鶴来(剣)という北陸の町で、終盤に出てくる富来(研ぎ)の町と合わせて、刀鍛冶の500年の歴史と主人公たちの2年2ヶ月の恋物語が重ねあわされているように思います。小道具として登場する刀子に象徴されるように、二人が「愛」を研ぎ澄ましてゆく過程が見事に表現されていると思います。

この小説も素晴らしいのですが、映画のほうもかなりなものでした。原作に忠実なだけでなく、見事に行間を表現している素晴らしい脚本だったと思います。

相手に自分を“欠けたものの存在感”として認識させるってこと
 人は性愛に何を求めるか?最初は単純に性的な欲望、次いで若かりし頃の純真や情熱を取り戻したいという欲望、そして自分の存在を相手に埋め込みたいという欲望... この性愛に対する欲望の深化は、人の持つ性(さが)そのものである。そして、この小説は、そうした人の性(さが)を克明に描いている。
 もうひとつ、この小説が丹念に描いているのは、男女関係の妙である。こんなことを言えば(すれば)相手はこう思うだろうな、と思いつつ、違うこと、正反対のことを言って(やって)しまう。ところが、そうして言った(やった)ことを、相手はまた別の形に誤解して受け止めてしまう... そんな男女関係の機微を、メタレベルの小説視点で描写していて秀逸。
 こうした男女の関係論をクリアに描き切るために、著者は前半では「金銭契約」、後半では「死」という道具立てを用いるのだが、これがまたうまく機能している。で、著者が男女関係の真髄、恋愛の究極として掲げるのが“欠落感”ってワード。「その人がいない状態、いなくなった状態の、どうしようもない欠落感。僕の考える恋愛には、それが在る。恋愛でないものには、それが無い」。やっぱ、自分が気持ち良くなりたいってのより、相手を気持ちよくさせたい、相手の記憶に己を刻み込みたいって欲望に性愛が至るのって、結局はそういうことなんだな、と納得できる。つまりは、相手に自分を“欠けたものの存在感”として認識させるってこと。この小説はさらに、その刻み方、埋め込み方も、正常位のように相対するのではなく包み込むように重なった形と、具体的な体位によってその一体感のイメージを提示している。
 究極の恋愛小説ではあるけど、あまり恋愛を身近に感じられない者にとっては、いまひとつのめりこめないというか、主人公2人に置いてかれっぱなし、って感もある。恋愛を求めている人、恋愛の渦中にある人には文句無くお勧め!

死に至るまで生を称揚する性
高樹のぶ子の作品は「波光きらめく果て」を以前読んだが、本作はそれ以来だ。従って、格別彼女のファンではないのだが、この作品は、映画化に関連して萩原健一を取り巻くごたごたがあって、そんなこともあって読むことにしてみた。郷と千桐の関係は「愛」なのかそうでないのか、とにかく曖昧な状態が半分以上続くが、性を通した体の交わりに精神的交歓を見るという意味において、「チャタレイ夫人の恋人」における、メローとコニーの関係によく似ている。性を失った生はもはや生きるに値しないとする郷の態度は、「性とは死におけるまで生を称揚すること」とするバタイユの思想に一脈通ずるものがある。この作品はまた、杉、鍛冶師など、能登の自然と風物に関する話を織り交ぜたひとつの紀行文のような体裁をとっており、その意味で、当初から映像化されることを念頭に話を作ったと思われるようなところがある。様々に繰り出される比喩は若干文脈との関連性が欠如して悪戯に読みにくさだけが高ずるようなところがあるが、お互いの気持ちをはっきりと言わないまま、体を重ねることにより、双方文字通り「献身」の意味を心に刻み込んで行くその生き様は、ある意味極めて日本的なのかも知れない。さすがの一作である。

こんな恋に憧れます。
番組制作会社の男と、彼が取材に訪れた町の最後の刀工の娘。40を超えた二人が激しい愛におちていく。
とにかく、二人の恋の始まりのもどかしさが、まるで10代の不器用さにも似て、懐かしさとせつなさを感じた。
大人なのに、駆け引きなしのストレートで、大人な分だけ純粋で激しくて、憧れてしまうような愛の形だった。
作者の語り口もよく、主人公の心情がとても細やかに描写されていた。とても哀しくも心のなかに染み入るような作品だった。


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子供時代が懐かしく思い出されました。現代っ子にも一度は味わって欲しい子供の世界です。
著者とは10歳も離れない一読者としては、著者が経験した子供時代のエピソードを書き連ねた当該著書の内容に大いに共感しました。私たちが経験した子供時代への「懐かしさ」に満たされるとともに、何か切ないような心情にも浸されました。それは返り来ぬ子供時代への郷愁感とでもいうのでしょうか。物が豊かになっていく前の時代は、遊びと言えば近所の子供が集まり、朝から晩まで、缶けり・陣取り・かくれんぼ・草野球・ドッジボール・探検・チャンバラ等で過ごしていたように思います。大家族の時代ですから、今の核家族と違い、3世代の家族がひしめき、騒々しい家庭であったと思います。老人の生も死も身近な時代でした。著者が後書で述べておられるように、「こんな子供時代を持つことができない今の子供たちに読んで欲しい。」とも思います。

新子のアンテナはなんでも感じてしまう
“マイマイ”って、あれのこと?と思って手にしました。私の故郷でもこう言っていたので、違和感がないのですが、マイマイとはつむじのこと。どんなマイマイかというと、アンテナのような・・・とだけいっておきましょう。
 昭和30年、9歳の新子の目を通して見た世界が語られていきます。美しい麦畑の風景、戦争の影をひきずった大人、こっそり見た映画、学校の先生、年中行事等々が、みずみずしい感性と言葉で描かれています。昭和30年代の空気を吸って育った私には、記憶の片鱗が重なるところも多く、面白く読みました。子供と大人の世界がくっきりと別れていた時代。しつけも世間体も、口やかましい大人がたくさんいた。地主と小作の立場なども、水面下で厳然としてあった。
 そんななかで、新子とおじいちゃんの小太郎のやりとりが、心温まるものでした。二人だけの秘密のハンモックを作ったり、“千年の川”の由来や、大陸で匪賊と戦った話をしてくれたり、新子と小太郎はまったくいいコンビです。新子はおじいちゃんからはそうしたゆったりとした愛情を受け、遠い大学で先生をしている父の東介からは、「なんでも自分の目で確かめる」ことの大切さを教えられます。正義感の強さから、新子は“確かめる”こと優先で、大人に怒られるようなことも、いっぱいしでかしてしまうのですが。
 高樹さん自身の「日本版『赤毛のアン』を書きたい」という思いが、のびのびと物語のなかで躍動していて、気持ちよく読むことができました。カバーのイラストの場面は、第4章にありますよ。


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望郷のバラード
バイオリニストの天満敦子さんに興味を持ち、
この小説のモデルということで読んでみました。

ストーリーは謎解きと恋愛で、
東西時代の東欧や音楽や外交や
歴史や文化なども描かれています。

朝日新聞の連載小説だったということで、
面白くあっという間に読み終えてしまいます。

性的な描写が多く、
少し余計にも思えました。

物語の鍵となった「望郷のバラード」を聴いてみたいです。

壮大なスケールで描くロマン
面白かったです。上・下巻共に一気に読んでしまいました。

主人公を、妻を亡くした過去を持つ外交官と、女性ヴァイオリニストという熟年の男女にし、その2人にルーマニアからの亡命者や謎の楽譜、刻一刻と迫る革命前の東欧の状況を絡ませたことにより、突っ込みどころがいくつかあるものの、大人の恋愛を軸にしたスケールの大きな小説に仕上げています。

著者の小説は初めて読みましたが、特に性愛の描写は凄いですね。女性の立場から言わせてもらえば、些細な気持ちの揺れだとか相手に対する切ない想いとか、すごく良く分かるのですが、男性側から見た場合はどうなんだろう。

それにしても、主人公のマガキ氏は外交官のわりに隙が多すぎやしませんか?人間的にはとても魅力的で、女だったら誰だって惚れてしまいそうなキャラなのですが。

しかし、あのラストはちょっといただけません・・(減点1)

これは安心して読める
 高樹作å"ã«ãƒãƒžãƒƒã¦ä½•作目だろう。
ã"の作å"ã¯ä¹...ã€...に読み応えがありまã-た。
 ロケーションは遠く東欧ルーマニア、時代は革å'½å‰å¤œã®
å¤-交官とバイオリニストの恋なã‚"ã-、感æƒ...ç§»å...¥ã®ã-ようが
ないと思っていたら、ã"れが見事に裏切られたのでã-た。
 時とå '所、職業やå¹'é½¢ã‚'è¶...えて存在するç"·ã¨å¥³ã®

心の動きã‚'描ききる力量は、ã"の高樹サンの独壇å 'ですね。

 独裁・圧æ"¿ã«è™ã'られた『å½"時』の『遠いå¤-国』の
雰囲æ°-がどうã-ても物語にæš-い影ã‚'落とã-ます。
 ã-かã-、主人å...¬ï¼'人(だã'では済まない)の恋愛模様の中では
心の動きã‚'際立たせる効果ã‚'あã'ているのには脱帽です。

 ã"れは多分、高樹作å"ãƒ©ãƒ³ã‚­ãƒ³ã‚°ã§ã‚‚上位になると思います。

安心ã-て多くの人に読ã‚"でもらいたいでã!™ã€‚
 


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愛と性とルーマニア革命と・・・
愛し合いながらもすれ違っていた二人が下巻でやっと結ばれるのであるが、その性描写は宇宙的とでも言うべきか。まさに高樹のぶ子は『愛と性の達人』なのだろう。
高樹のぶ子の作品では、『死』も欠かせないテーマの一つである。愛する人との死別はシチュエーションを変え、彼女の作品に多く描かれている。いつかは必ずやってくる『愛する人との死別』について、彼女はいつも考えているのだろう。そして、それをいかに乗り越えるかということも。
この作品はルーマニア革命についての歴史的知識や、音楽的知識が得られるほか、譜面の謎解きもあり、とても面白い。この作品の要となっているポルンベスクのバラードを是非聞いてみたいと思う。

こんなに朝を待ってた本はなかった
この本は数年前朝日新聞に連載された高樹さんの本です。朝5時に新聞が来ると
すぐに飛び起き、まずここから読みました。約1年。
主人公のヒロインと相手の男性が魅力的だったこともあります。
しかしもともとのルーマニア、東側西側の崩壊、その他の情勢の後の
歴史的な史実も丹念に書かれてるばかりか、なんといっても「楽譜の
なぞ」これは音楽をやってる私には決定的に魅せられる原因でした。
なぞを解くためピアノを弾いたり、いろいろやりましたっけ。
楽譜に隠された暗号も、そしてヒロイン充子と真賀木さん(相手役)の
魅力。脇役ながらひじょうに魅力的でかわいらしい少女、ビエナの純粋さ、解ってながら辛かったヒーローの死。最期の結末も・・・
これがバイオリニスト天馬敦子さんの話から創作されたものと知り
実際哀愁のバラーダのCDを買ったり。はまってしまった本です。
ぜひ一読してください。


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共感しました
作者の小説を一度読んでみたい、と思っていたのですが、まずはエッセイからと思い、こちらから高樹ワールドに入ってみました。この方、すごく美人で清楚なのですが、内容は結構ドキっ。男女の恋愛の機微に、凄く長けている方、という印象を受けました。また、男性が書けない、女性の内面や心情を教えてくれる方だと思います。とても共感できます。無論、映画、文学、旅といった、恋愛ではない題材でも、作者の澄んだまなざしが垣間見られ、気に入りました。なお、巻末の渡辺淳一氏との対談は、抱腹絶倒にして、かつ非常にためになる対談だと思います。多くの方に、ご一読をお薦めします。今度は是非小説を読んでみたくなりました。


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男女間の友情は成立するのか
3人の大学生の友情が崩れていく。

男女間の友情とはこんなものなのだろうか?もっとバランスよく、互いに尊重しあって、競っていけるような友達同志でありたい、と考えさせられた。

男女間の友情は綱渡りな部分があるのは否めないが、確かに成立するものだと私は思う。


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百年の預言〈上〉 (新潮文庫)

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AVのノべライズ
連載前に作者は真賀木は主知主義で 充子は感性だと朝日新聞に語っていましたが前者の理論派ぶりを発揮させる台詞ありませんでした。歴史書の丸写しと素人っぽい私見だけの歴史小説です。友人から聞きましたがこの作品は「朝から男性器とか女性器とか…」など性描写の過激さに対する投書が800通 連載中に寄せられ 作者は「目とか 鼻とか 口とか同じ人間の体を表す言葉なのに何でいけないの?」と抗弁したといいます。充子がキリスト教は精神を肉体の上位に置くけど本当にそうなのかなと書くけれど愛は心と心の作用ではないでしょうか?肉欲と性感ばかりが強調されていてけだものじみているとさえ思いました。心理描写も日本人作家としては上手い方なのでしょうがマルグリット・デュラスやアナイス・二ンにくらべ凡庸で粗雑で浅薄です。三島由紀夫の死から日本文学は世界に大きく出遅れているようです。

壮大なスケールの傑作
これは歴史小説であり、音楽小説であり、ミステリーでもあり、官能小説でもある。なんと贅沢な作品だろう。
舞台はルーマニア革命最中のウィーン。情熱的なバイオリニスト充子は、外交官真賀木を愛しながらも、ルーマニアからの亡命者センデスと性的関係を持つ。その性描写は圧巻としか言いようがない。男女の性愛を描いて高樹のぶ子の右に出るものはいないと以前から思っていたが、それを再確認させられた。
上巻では、百年前の作曲家ポルンベスクが残した楽譜の謎解きが重心となっている。真賀木の手によって謎は解かれ、真賀木と充子は歴史的動乱の渦に巻き込まれてゆく。
下巻の初めには、ポルンベスク村を訪れる著者の旅行記の挿入という、面白い試みがなされている。高樹のぶ子の様々な挑戦が感じられるとても大がかりな作品だ。
この小説を読んだ方は、作品のモデルとなった天満敦子さんの望郷のバラードも是非聞いてください。深みが増します。

神秘の国ルーマニア
ルーマニアと聞いて思い浮かべるもの、体操、ドラキュラあとは何だろう...私にとって殆どなじみのない国である。
この小説を読んで、ルーマニアでの歴史の翳部(ナチスにまさるともおとらないユダヤ人虐殺)や独裁政権の圧政など様々な面を知る事ができた。
外交官である主人公はある日ウィーンで幼い頃、会った事のあるバイオリニストと偶然再会し、運命の糸にたぐりよせられるように、二人は急速にその距離を縮めていく。
そこにルーマニアから亡命してきた青年が携えた楽譜を手に入れた事から、その楽譜に隠されたメッセージを紐解くことになる。

ルーマニアの作曲家作のメロディを聞いたバイオリニスト(女性)は興奮を高めていき、肉体は激しく欲情する。高樹さんの描く官能シーンはとてもエロチックなのだが綺麗で素敵である。
どんな音楽なのかとっても興味がある。


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ハドンにて2・・・イ・ビョン・ジュ文学記念館 - 高樹のぶ子のWEB SIA ...
アメリカから帰国している作家たちとお喋りできまし。 アメリカに暮らし作家が多数参加しているのも、日本には無い風景でした。 韓国語が出来ないわたしには、結局英語が頼り。 ちなみに、韓国では日本のように、純文学と大衆文学の違いはほとんど ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/38efce09f775e24e22f17534574e3495

TVドキュメンタリーSIA更新のお知らせ - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA ...
TVドキュメンタリーSIA「第八話:恨をバネに恨を超える~作家・高樹のぶ子が見韓国~(韓国)」を掲載いたしまし。 先日、RKB毎日放送他九州各局で放送され「ムーブ2009」をWeb SIA用に再編集したものです。 ぜひご覧ください! ■TVドキュメンタリー SIA 「第八 ...... フランスで自転車やサッカーそしてラグビーの選手に対する見方など、日本とは全く違うのでびっくりしました。これは非常に面白い切り口です。また、週末やバカンスの過ごし方なども各民族別に違っ文化の特色が出るかもしれませんね。 ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/5648d0a3d5c64058d0839ac8eee39b52

玉ノ湯の責任感 - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)~アジアの心の ...
作家高樹のぶ子氏がアジアの文学作品やその作家、地域の人々との交流を通じて、自身が感じ「アジア」を発信していきます。 ... SIAと甘苦上海は関係ないという考えもありますが、スタンダードではないけれども紅子さんのような恋をすることできるように なった日本女性、これもアジアの心のひとつと私は思います。 SIA、何事においても表面的な今の日本にはない何かを感じます。これからもいろいろな国の心の情報、楽しみにしています。 甘苦上海、出会うことができてとても良かっです。 ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/a30cec7e52913d52e8052abdd3a9a9ba

ハドンにて3・・・瓢箪トンネル - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア ...
でも、高樹先生が言わんとされことは別内容。キリスト教が浸透している韓国で、聖書から引用したタイトルでまずは聴衆の心をつかみ、そして持論を展開されことでしょう。質問された評論家が「SIA精神」を理解されというの講演内容を是非知りたい ... SIAインド編で取り上げる作品も昨夜決めることができまし。インドならではの、凄い作品です。お相手の作家も、インド文学の最長老です。 インドというのは、おもしろいです。カーストというのも、日本では階級差別意識と重ねて見てしまいがちですが、 ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/219e55bff03761564ef3cc4c46ab6b7c

[新刊]2009年9月発売予定のおすすめ新刊 - マロニエの花咲く 横芝光 ...
書名・シリーズ・受賞情報など 著者 出版者 刊行予定日 ジャンル 1 霧の塔の殺人 大村友貴美著 角川グループパブリッシング 9/18 日本文芸書 2 蝉丸 中山可穂著 角川グループパブリッシング 9/ 日本文芸書 3 握りしめ欠片 沢木冬吾著 角川グループ ... 58 甘苦上海 3 高樹のぶ子日本経済新聞出版社 9/1 日本文芸書 59 神田紅梅亭寄席物帳3 厠怪談 愛川晶著 原書房 9/20 日本文芸書 60 静かなアリス リサ・ジェノヴァ著/古屋美登里訳 講談社 9/1 外国文芸書 61 黒い山 レックス・スタウト著/宇野輝雄訳 早川 ...
http://blog.goo.ne.jp/hikari_library/e/3ea437bcfc46b8bbfb88a0e3f8d37a94

SIA-Day 終わりまし - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)~アジアの ...
高樹のぶ子 ******************************************************************** 日本経済新聞朝刊連載 「甘苦上海」特集開始! ■新聞掲載の翌日から小説本文を1週間掲載! ■作者高樹氏による「登場人物紹介」「執筆に当たって」を掲載! ..... 2、文学 賞の選考委員として若い才能を発掘すること 3、ダンナ様とのコミュニケーション 4、小説を書くこととのことでした なるほど・・・若さの秘訣はこの利他的な精神にあっのですね! 「私が、私が!」という欲張りなだけのオンナは恋をしようにもモテません ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/7f73f10d5054626c992bdebc92c75568

キャリア女性たちとの一夜 - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア ...
北川透という詩人及び詩の批評家が『谷川俊太郎の世界』という本を著したのですが、僕の考えでは著者は谷川氏の本質がちっとも分かっていません。それだけなら別に文句をいうこともないのですが、自分が理解できていないことを棚に上げて、谷川氏の詩を .... 自我を捨てた文学かどうかは別にして、その透明感と、イノセントな視線に感動を覚えます。言葉を武器に世界と闘って来人だと思いますが、その矢尻が刺す場所は、人間の頭脳ではなく五感であり身体です。だから理屈で押し返すことのできない、黙ること ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/1c13e31df30f8a07aade79b5a4804ded

艶乳白・・フジタの世界と猫 - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア ...
作家高樹のぶ子氏がアジアの文学作品やその作家、地域の人々との交流を通じて、自身が感じ「アジア」を発信していきます。 ... 彼の艶乳白の素肌の秘密は、とても面白いテーマですね。白人女性へのあこがれだったか日本女性へのノスタルジーであっのか・ ・ 異国が人間を「変える」「別の要素を引き出す」のは、小説でも大事なポイントだと想います。紅子さんは日本では平凡でごく普通の中年経営者のままだったと想います。上海に出店して、幸せだっのかどうか・・・作者もまだわかりまえん・・ ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/a7ffd67f1ee6f5c3211905237d9f9079

ワーグナーと陽水の日々 - 高樹のぶ子のWEB SIA(SIA=サイア)~アジア ...
持ち合わせ女の子が居るものか?と聴いていまし。 確か、彼女が上智?の学生だっ頃です。 トークが日本人の中の日本人だっのです。 カワイイ声でした。 その後、行方知れずでしたが、何と18年後位に、陽水の妻と知りまし..... 彼は才能がある 、ということと自分を比べてしまったから。後で分かっが、比べる事自体ナンセンス。才能ある小説家の高樹のぶ子先生が、井上陽水の狂気、、凄さに、驚いている事が妙に気になってコメントしました。時たま、ブログを拝見しています。 ...
http://blog.goo.ne.jp/websia/e/0064ce72b959d83615cc481cfcc89a41

喪失の国・日本/M.K.シャマル/文春文庫|書評:ためいき色のブック ...
著者は1992年から1年8か月という期間、日印関係の良好な頃、インド企業から日本市場を視察する目的で派遣され。ちなみに、作者の父親は太平洋戦争時、インパール作戦で日本兵とともに戦っ経験があり、以来、日本を憧れ続け、息子がその日本に行く ... 初めて日本行きのエア・インディアに乗ったら、ビーフステーキも供される事実に仰天。インド人は牛の肉は絶対に食べない。牛は神の化身だから。同じ飛行機に乗り合わせた日本人の団体は若い女を含め、牛肉を食い、酒を飲み、タバコをふかしている。 ...
http://ameblo.jp/hustler/entry-10184691273.html
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