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罪深き海辺

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大沢在昌 久しぶりの会心作
対立する複数組織に牛耳られた街に、風来坊がフツと立ち寄り、何気ない軽い調子で、これらを壊滅に
導く。読み出しは丸々、黒澤明監督の[用心棒]か、マカロニウエスタンと呼ばれた映画[荒野の用心棒]の
オマージュか?と疑ったが、どうしてどうして、私には[ザ・ジョーカー](1 の方、続編は駄目だった。)
以来の会心作と思われた。最近のロシア、中国、台湾マフィアがどうのこうのという、くどい
解説がなく、絞り込んだストーリーをグイグイ読ませていく。結構どんでん返しも用意されており、
それをサラッと見せるのも旨いと思いました。
500ページ一気読みでした。この一作は海外のミステリーと比しても遅れはとらないなぁ。
題名も[ゾンビシティ]から改題して、良かったんじゃないでしょうか?
題名が結構物語の本質を表わしていると、思います。

普段と違う大沢ワールド
 渋い刑事が出てこない。ヤクまみれの悪党も出てこない。いつもと違う。
 少しヌケた、ボーっとした青年がサビレタ漁村に入ってきてから、周りがザワザワし始める。

 転がるように話は進んでいくのだが、的が絞れずに更に転がり続ける。

 しかしながら、ラスト30ページ、謎解きが終わる時は圧巻である。大沢ワールドの真骨頂を見せてもらった。

爽やかに最後まで楽しめる一冊!
ピーンと張った一本の糸のように、ノンストップで最初から最後まで語られるから、きりのいい場所がなくて、読みだすとやめられない。息もつかせないとはこのことだ。

しかも予想通り(?)、終盤には読者を裏切るような謎解きがあるのだけど、とても気持ちのいい裏切りなので読後感も爽快!

主人公の干場功一が、爽やかで強くて、そのお陰でジメジメした話も明るく楽しめる。

ハードボイルド好きにはおすすめです!


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氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫)

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Customer Reviews:
やっぱりすごい
このシリーズは期待を裏切りません。
今回も傑作です!

ヒロインが類型的で凝った設定でごまかしているだけなのが惜しい
このシリーズはハードボイルドゆえなのかあまり生々しい女性は出てこない。この作品のヒロインも設定は個性的だが造詣自体は類型的で男にとって都合のいい女しか出てこないのが残念。唯一「生きた女性」といえるのは最新作狼花の明蘭くらいだろう。

すごいのは脇役の造形
このシリーズのすごいところはストーリーのよさもさることながら、
脇役や敵役の造形がうまいところだろう。
まるで息づかいまでが聞こえてきそうだ。
だから、一気に読まなくても、読み出してすぐに作品の世界に入れる。
推理系の作品でこういう作品はめずらしいのではないか。
シリーズものもここまでくると、なんとなく終わりを考えながら読んでしまうのが、
本好きの悲しい性かな。

本格組織ミステリーに加えてアクションありの恋愛危機ありで今回も楽しめます
 シリーズ6作目になる本作品、今回はクレジットカード偽造団、コカイン売人、そして殺人と続き、その裏に10年以上前の警察機構のスキャンダルが控えているという、かなり本格的な組織ミステリーの部類に属する作品に仕上がっている。
 冷血で元空挺部隊の拳銃、ナイフ使いの男にたいして警棒一つで逃げ惑いながら戦う鮫島のアクションシーンもしっかり入っていて面白い(地理的描写は確かにわかりにくいが、わからなくても全然たのしめる)。
 それに加えて、有名になっていく晶とのかわっていく関係のなかに登場するハーフの超美人、ミホこと杉田にひかれていく部分もよい。鮫島は彼女にモテるんだけれど、実は...。上司の桃井は仕事だけでなく恋愛のアドバイスもやっちゃうし、いままでキャリア馬鹿だった香田の「男」を見せるところもあり、今回も一気によめる。
 個人的には炎蛹、屍蘭よりおもしろい。第一弾、毒猿、無間人形には、およばず、かな。

助演男優賞
今回の助演男優賞は鮫島の同期、香田警視正ですね。
第一作では類型的なキャリアとして、単なる敵役の扱いでしたが、
今回、より人間味を増しての再登場です。
カラオケで演歌を歌ったり、ゲイバーに呼び出される警視正殿には
涙しました。
このあたり、桃井課長の定年を前にして、新しいキャラを出して
おきたいという作者の思惑でしょうか。

物語の内容は、CIAに公安、さらには政界の大物が出てきたりと、
やや小ぶりだった前作から一転して、一気にスケールが大きくなります。
アクションあり、色恋あり、警察内部での暗闘ありと盛りだくさんの内容です。
巧みなストーリー運びでエンターテイメント作品として充分楽しめます。
ただ、丹沢でのアクションシーンは状況が少し判りづらかったですね。


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狼花 新宿鮫9 (カッパ・ノベルス)

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Customer Reviews:
性急な幕引きに失望する前に
愛についての物語であります。

終わりを予感しながらもお互いを思い、尊重しあう恋人達
愛する者を踏みにじられた男
愛する者をその手で守ろうとする男
無償の愛で己を裏切った女を守ろうとする男

語られぬ彼らの心情に思いをはせることができれば、
新宿鮫は今も珠玉のハードボイルドであると確信いたします。

やがて悲しき思いかな
待望久しい新宿鮫シリーズ。
単行本はどうも身構えてしまうし、文庫版までは待てないので、カッパノベルスになるのを、首を長くして待っていた。

読後、なんというかな。悲しい思いが先に立った。
シリーズものには当然、主人公以外に、回りを固めるおきまりの脇役から、大事な敵役。そんな人たちが、各巻を別の話にしながらもどこか一つ流れを作っている。
だから、イヤなヤツでも、何とはなく愛着がわいてくる。
本作品では、そういった敵役に、別の展開が現れる。
それらは、そう、やがて悲しき流れになって。
新宿鮫のいいところは、どこか漂うペーソスというか、何とも言えないやりきれなさ、哀愁がある。

終盤のまとめ方がちょっとせっつきすぎな気がするし、晶がほぼ全く現れなかった事など不満が残る。
とはいえ、やはり新宿鮫。やはりまたすぐ会いたくなるんだなぁ。コレが。

満足と言えば満足
ただ、最後の決着の付け方は少し強引過ぎた感あり。もう少し流れに乗せながら最後の中華街のシーンへ持っていきたかった。

満足
ハードカバーが嫌いなので、2年も我慢してやっと先ほど読み終えましたが、
1000円は高くなかったです。一挙にノンストップに ハマれました。
前前作の「風化水脈」は読んだあと、即ゴミ箱へほうりこんでしまうほど
失望し、正直あまり期待はしてなかっただけに、かなり満足です。
1.新宿鮫 ☆☆☆
2.毒猿 ☆☆☆☆☆
3.屍蘭 ☆☆☆☆☆
4.無限人形 ☆☆☆☆
5.炎蛹 ☆☆☆
6.氷舞 ☆☆
7.風化水脈 ☆
8.灰夜 ☆☆
9.狼花 ☆☆☆
当社比でこんな感じです、ご参考に

新作ではありません
久々の新宿鮫の新作・・・と喜んで購入したのだが、2/5ほど読み進むうちに新作でないことに気がついた。
これは、数年前にハードカバーで発売したものの新書版である。
それにしても、しばらく読まないと既読であることに気付かないとは!!
それくらい、近年の新宿鮫シリーズは似た様な作風になってしまっている。
要するに、麻薬、暴力団、外国人犯罪者、この3者のオンパレードである。
2作目毒猿や3作目屍蘭のような魅力的な適役、個性的な悪役は登場しないものか・・・
上記2作品が良かったのでこのシリーズを読み続けているが、もう見放すつもりになった。


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新宿鮫 (光文社文庫)

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新宿鮫 (光文社文庫) by 大沢 在昌 価格: ¥ 620
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Customer Reviews:
読後満足♪
国家公務員採用T種試験に合格し警察庁に入庁したキャリアだったが、
あるできごとを境に鮫島の出世の道は閉ざされる。ひとり悪に立ち向かう
鮫島・・・。そのキャラクターは充分魅力的だと思う。また、恋人の
ロックシンガー晶、上司の桃井、鑑識の籔、銃密造の天才木津など、
どのキャラクターの個性もしっかりと描かれていて、この作品をより
面白いものにしている。ストーリーも全体的にテンポがよく、伏線も
あり、しっかりと吟味されて描かれたものという印象を受ける。読んで
いて頭の中に映像が浮かぶようだった。最後まで飽きることなく、心地
よい緊張感を味わいながら読むことができた。読後感も悪くなく、満足
できる作品だった。

清々しい警察小説
1990年に刊行された作者の代表シリーズの第一弾。
タイトルからはガチガチのハードボイルドな警察小説をイメージしたが、
いざ読み始めるとものすごく親しみやすい主人公のキャラで先入観は一変。
新宿署防犯課の刑事、「新宿鮫」こと鮫島の切れ味のいい仕事ぶり、
そして爽快なスピード感に引き込まれて一気読みした。

エリート街道まっしぐらなはずが、その人間性がゆえにすっかり落ちこぼれ刑事になってしまった鮫島。
現役バリバリのロッカーの彼女を持ち、捜査の合間に彼女の歌を聴き、
歌詞を書くのを手伝い、そして一夜を過ごすとまた颯爽と現場に戻ってゆく。
これが男のロマンなのか・・・いやぁ、素直にカッコイイと思った。

サブキャラも個性豊かなうえに人間臭さがうまく滲み出ており、とても馴染みやすくて読みながら気持ちが良かった。
もっと彼らのことが知りたくなってしまったので、早速これからシリーズ読破しようと思う。

「新宿署で、最高のお巡りだ」
 改造銃を非合法に製造してヤクザに卸している木津を「現行犯」で逮捕しようと
一人で追っていた新宿署の鮫島刑事。
 捜査の経緯を説明した事で課長の桃井と打ち解けることになります。
 ところが新宿署管内で起こっていた警官連続殺害事件の凶器が、木津の製造した改造銃だったことがわかり、一人きりだった筈が合同捜査本部に組み込まれての捜査にかわり身軽な捜査ができなくなってしまいます。
 犯人の次の標的が「鮫島の恋人」だとわかったのは犯人が現場に向かった後で……。

 主人公の鮫島刑事は、逮捕しようとした犯人に監禁されて殺されそうになったり、同期の本庁の刑事に執拗な意地悪をされたりして、タイトルで受ける印象よりもずっと親しみやすい人物です。
 ほかに「エド」と名のる「警察マニア」の謎の人物を登場させ、
第三者から見た事件の切れ切れの様子と、鮫島の活躍を活写していて物語を入り込みやすいものにしています。

 改造銃の職人を追う地味な聞き込みの場面から恋人を守り抜く大活劇まで、筋の面白さを堪能させてもらいました。

知ったかぶって他の作家などを引き合いにするレビュアに失笑
素人が評論家ぶって海外作家の誰それの作品と通じるものがあるとかどうとか語っちゃってるレビュアがいるようですが痛々しい限りです。レビュアとは、自分の感じたことをそのまま書けばよいのです。中途半端な知識をひけらかす場ではありません。感性から跳ね返ってきた感想をそのまま書けばよいのです

いまさらながら
アー、よいものはよいと認め、もっと早く読んでおけばよかった。
このミス1988-2008ベストオブベスト国内編第5位。
読んだ感じでは、もっと上でもいいんではないかなと思う。
ありがちな設定ではあるが、キャラ立ちがいい。
スピード感とテンポもよく、読んでいてだれることがない。
納得の一冊。


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   警察組織の暗部を知る者として、エリートコースから新宿署生活安全課へと左遷された鮫島警部が、新宿にはびこる犯罪に挑む長編刑事小説『新宿鮫』。1作目で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞を、4作目『無間人形』で直木賞を受賞し、ハードボイルド作家、大沢在昌の地位を不動のものとしたシリーズである。

   第5弾となる本書は、外国人マフィア間の抗争、ラブホテル連続放火、売春婦連続殺人という、同時期に発生した3つの事件を鮫島が追う設定である。巧みな場面転換と鬼気迫る犯人たちの心理描写が物語にスピード感と臨場感をもたらしており、シリーズの中でも特にエンターテイメント性に優れた作品であるといえよう。加えて、これまで単独で行動していた鮫島が、今回はチームを組んで捜査する点が新鮮である。相棒となるのは甲屋(かぶとや)という名の農水省植物防疫官で、彼は南米から持ち込まれた稲の害虫「フラメウス・プーパ(火の蛹)」の付着したワラ細工を探していた。その所有者が、鮫島の追うイラン人マフィアの情婦だったのだ。ほかにも、東京消防庁予防部・吾妻や新宿署鑑識係・藪ら、職人魂をもった魅力的な男たちが登場する。彼らのプロフェッショナルな仕事ぶりがつづられているからこそ、陰惨な事件を扱った刑事小説でありながら、爽快な読後感が得られるのであろう。(冷水修子)


Customer Reviews:
今度は社会派小説
今回の事件は、いわばありふれた事件を並行させることにより、
エンターテインメントというより社会派小説の趣を強くしている。
クライムノベルという観点もあり、
さまざまな読み方が出来る小説に仕上がっている。
今までは、事件そのものが派手であり、
鮫島にもスーパーヒーロー的な感じを受けていたが、
今回は、事件が地味なことと、
甲屋はじめ、警察外の人とのやり取りから、
鮫島が長幼の序を身につけた常識人であることが
強く浮き彫りにされている。


新宿鮫のシリーズにしては、地味という方もいらっしゃるのだろうが、
鮫島の人間性が出ている、隠れた名作であると思う。
奥付きを見ると、あまり売れていないようだが、
未読の方は、ぜひ読まれることをおすすめする。
リアリティという面から見れば、シリーズ最高傑作ともいえよう。

面白い!
私にとって、大沢先生の作品は、「魔女の〜」が初めて読んだ作品であり、
大変楽しく読めました。

でも、それらの書評を読むと、新宿鮫シリーズには及ばないと書いてありました。
魔女でこれだけ引き込まれたのに、新宿鮫シリーズってどんだけ面白いのだろう?という
高い期待のハードルをもって読みましたが、十分クリアーです。

毎巻、毎巻面白い。。。

この巻は農水省の役人が脇役として登場します。
刑事小説にどうやって入り込むのか?楽しみにお読み下さい。。。

今ひとつパンチに欠ける
本作には農水省の植物防疫官である甲屋(かぶとや)と、東京消防庁の
吾妻という公務員が登場します。
なんだか、真保 裕一の小役人シリーズみたいですね。

今回の作品が過去の新宿鮫シリーズと違うのは、単独捜査を常としていた
鮫島が、植物防疫官の甲屋とコンビを組む事です。
甲屋というオッサンもなかなか良い味を出しています。

第二作の毒猿、第三作の屍蘭では魅力ある敵役作りに腐心していた作者が、
今回は鮫島のパートナーとして魅力あるキャラを出そうとしたようです。
このあたり、シリーズ物として読者を飽きさせない工夫をしているようです。

物語りの内容は、複数の事件が同時多発的に発生する中、鮫島と甲屋が
日本に持ち込まれた稲の害虫「フラメウス・プーパ」を探すと言う物です。
だけど、一つ一つの事件が小さく、盛り上がりに欠ける。
マネー・ロンダリングに関しては全貌が明らかにならず、主犯の男は影しか
出てこないなど消化不良気味です。
安定したストーリー運びで安心して読めるのだが、今ひとつパンチに欠ける
と感じた。


職場は違えども志のある人は、ある種の共通した魅力を持っているものだ。この作品では防疫官の甲屋と消防の吾妻がそれである。むろん従来キャラの鮫島・桃井・藪の存在はいうまでもない。作品を重ねるごとにキャラクターが成長し、はたまた魅力的な新キャラが登場するのはファンとしてはとてもうれしいものがある。

甲屋の魅力。地味な傑作。
新宿鮫シリーズでは鮫島を取り巻く上司の魅力がうまく描かれていると思う。桃井はもちろんであるがこの作品の甲屋がなんて魅力的なのだろう。中年以降の年代の人物に深みがあるのだ。

さてこの第五作目は他の人も書かれているが無関係そうな三つの事件が描かれているのだが、それがだんだんと絡みあっていく。一つ一つの事件は確かに薄いし他の作品と違って犯人の描かれ方もあまり細かくはない。ただ引き込まれる展開は見事で流れのままに読み進めることが出来る。

そういえばこの作品で出てくるオカマも魅力的である。第一作目でも思ったがこの人の書く同性愛者はなんだか人間味がある。けっこう物語の中でいい味を出していて個人的にそういう人物が出てくると新宿鮫は面白い気がする。

全体的に特に壮大と感じるわけでもないが地味な傑作だと思う。個人的には四作目よりもこっちの方が好きだ。一作目と同じくらい好きだ。それはたぶん一作目では桃井が描かれていたし、この作品では甲屋が描かれていたからだと思う。そういった人間的魅力が描かれていることにひきつけられたのだと思う。


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毒猿―新宿鮫〈2〉 (光文社文庫)

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楽しめる作品♪
新宿歌舞伎町に密かにひとりの男が潜り込んだ。「毒猿」と呼ばれる台湾の殺し屋だった。彼が狙う
人物とは?また、台湾からひとりの刑事が日本に来ていた。鮫島はその刑事の頼みを聞き、「毒猿」を
追い求めるが・・・。新宿鮫シリーズ2。

自分を裏切り、最愛の人を失う原因を作った男。その男を執拗に追う毒猿。彼を慕う奈美の存在が、
この作品の中できらりと光る。非情な彼が見せるささやかな情愛が印象に残る。
アクション場面が多く、人が殺される場面など残酷なシーンもあるが、きめ細やかな人物描写や心理描写
が、読み手をぐっとこの作品に引きつける。台湾から来た刑事郭と毒猿の因縁、鮫島に託された郭の思い、
そしてラスト、どれも胸に迫るものがあった。読みやすく楽しめる作品だと思う。

惹かれあう孤独な魂
十数年振りに読み返してみて、改めて名作であると思った。日本のハードボイルドの金字塔といえる新宿鮫シリーズの中でも最高傑作といっていいだろう。最初から最後まで緊張がみなぎり、一分の無駄も隙もない。一気に読んでもよいし、じっくりと時間をかけて読んでもよい。そんな作品はそうざらにない。

この作品の中で鮫島は狂言回しの役割に徹する。もちろん、鮫島らしい魅力は随所にみられるのだが、それ以上に台湾から殺された恋人の仇を討ちにやってきた殺人マシーン楊、その楊を追ってきた、かつて楊の親友であった台湾警察の郭のふたりの造形が凄まじくよいのだ。そして、この作品の主役はなんと言っても、孤高の殺人マシーンを愛さざるを得ないほどの深い孤独をこれまで味わってきた、中国残留孤児の娘、奈美である。

楊と奈美は孤独がゆえに会った時から惹かれあっていくのだが、奈美の楊への純粋で一途な愛が殺伐で残虐な大量殺戮のストーリーに救いを与え、読後、むしろ温かい余韻を感じさせさえする。この愛情深い中国人との混血児、奈美の存在こそが、このハードボイルド小説を希代の傑作にしている所以である。バイオレンスな描写満載だが、そんな場面に目をつぶってでも、これからも多くの人に読んでもらいたい不朽の名作である。

爽快に日本人を殺していく台湾の暗殺者に喝采
素晴らしい。ラストのカスみたいな日本人を皆殺しにする展開は非常に爽快だった。

本当の主人公は「新宿」という街
このシリーズの本当の主人公は「新宿」という街そのものだろう。
新宿・銀座・六本木・ススキノ・大阪のキタ・ミナミなど日本を代表する繁華街の
中でも、新宿でのみ成立する物語であると思う。
まるでブラックホールのような街に警察・やくざ・不法滞在の外国人などが飲み込まれ、
混沌としたカオスの中での物語り、それが新宿鮫というシリーズだろう。
この「毒猿」のよさは、前作よりも、新宿を強烈に感じさせるところにあると思う。
同じ新宿を舞台にした「不夜城」を書いた馳 星周が、前作の出来に疑問符をつけ、
この「毒猿」には大賛辞を贈ったというのも、この本に新宿を強く感じたからに違いない。


大沢在昌には、ミナミを舞台にした「走らなあかん夜明けまで」という傑作があるが、
あれも、ミナミという街でのみ成立する物語であった。
大沢在昌は、街をうまく使うことの出来る作家といえるだろう。

シリ−ズ最高傑作の誉れ高い作品
1作目をさらにパワ−アップした、シリ−ズ最高傑作といわれる名作。
新宿の暗部を今回は悲しい暗殺者を通して描いている。

毒猿のキャラクタ−も深く描いてあり、追い詰める鮫島との対比も
緊張感があふれている。

やはり、特筆すべきはクライマックスの新宿御苑の対決シ−ン
アクションを余すところ無く、描いているところは作者の筆力のすごさを感じます。

このシリ−ズは是非、発表順に楽しんで欲しいものです


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不必要な説明文等が目立ちました
超長編が流行っていた時期でもあるし、一冊あたりの単価を上げたいのも分かる。
しかし、不必要な文章で水増しするのはいただけない。
明らかな手抜きに怒りを覚えたので、謹んで差し上げます、星一個。

テンポが悪すぎる
鮫シリーズは初めから読んでます。
そんな自分でも正直読んでいくのが辛くなるほど本書はテンポが悪いです。
他の方も書かれていますが、本書の頁の半分近くを説明調な文章が占め物語の進行を妨げていると感じました。
今までの鮫シリーズは全て「徹夜本」でしたが、本書にはそうしたテンポが読み取れず途中でシラケてしまいました。
情景描写や人物の描写にはもう少し工夫が欲しかったと思いました。

真壁ものとはいうが、やっぱり鮫島。
新宿鮫に求めるものが違うと極端に好みが分かれるという作品。
鮫島=アクションヒーローを求める人には、この話はおとなしすぎて退屈だろう。
鮫島の人間性が好きな人には大傑作に映るだろう。
淡々と進むストーリーの中、真壁や新宿の歴史を通して人間鮫島が描かれていく。
私は、こういう話は好きだなぁ。
鮫島の進化というより、大沢在昌の進化が見て取れる。
まるで、毎回毎回自己記録を更新するアスリートを見ているような気になる。

やはり「鮫」、面白いとしか言いようがない
最新作が待ち遠しく、なんて思っていたもんだから、本作を最新作と思ってつい買って読んだ。
おっとぉ、最新作ではありませんでしたぁ。
読んだ読んだ、でも、もう数年も前だから、微妙に覚えてないなぁ。。。なんて思っているうちに、
もう一度はまりました。

何度読んでも面白い、と、そんな感じがする。
何だか、久しぶりに懐かしい友達に会ったようで、ホッとすると同時に、あぁ(鮫も)自分も、時間
を過ごした(要するに年をくった)なぁ、なんてね。

このところ大沢在昌から少し遠ざかっていましたが、やはりうまい。
新宿鮫のシリーズも、決して色あせることなく、むしろ毎回何らか新しい刺激を加えつつ、円熟して
いっている。
東京と言う場所に住む時間が長くなってきて、ますますこのシリーズの面白さが毎日の生活を通して
伝わってくる。山手線に乗りながら、車窓に東京の、新宿の風景を眺めて読む「鮫」。
いやぁ、よろしいなぁ。。。

カッコいい〜!
この作品、ズバリ私の好みです。

まずは何と言っても、本作の主人公真壁のキャラクターが良い!
一本気で生き方を簡単に変えられない男、自ら危険で損な道を選んでしまう男。
まるで若い頃の高倉健さんが演じてたようなヤクザ。
もう渋すぎてカッコ良すぎて素敵です。
そしてそんな彼にひっそりと寄り添う女、雪絵。
一昔前の人情ドラマに出て来そうな二人だけど、そこがまた良い。

さらには鮫島が内偵の過程で出会う孤独な老人大江と、鮫島が偶然思わぬ形で発見した
大昔の事件にももう一つの人情ドラマがあり物語を盛り上げます。

それから「炎蛹」以来レギュラーになった仙田も現れ、粋な計らいをして去って行き、
いよいよハラハラのクライマックスへ向かいます。

今回は派手なアクションシーンは少なく、「人情ドラマ」に終始していますが、それでも
十分に楽しめたし感動しました。
読み終えた後、思わず「カッコいい〜!」と言ってしまうほど痺れた作品でした。


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屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫)

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Customer Reviews:
これまた、名作
正直、この屍蘭はちょっと落ちるのかなと思っていた。
1作目で高評価を得、
シリーズものでは普通は評価が落ちる2作目で
より高いパフォーマンスを見せたのだから、
さすがに、3作目はちょっと落ちても仕方ないなぁと
思って読み始めたら、徹夜本でした。
2作目の「動」に比べ、3作目は「静」。
「献身」にちょっと首をひねる方もいるかもしれないが、
好みによっては、こっちのほうが好きという方もいるかもしれない。


とにかくすごいシリーズだ。

地味かもしれないが、はずせない作品です
前作”毒猿”と対比される作品。
今回対決する殺人者は、シリ−ズ中珍しい女性である。
凶器に少し無理がある設定が感じられるが、それをカバ−するスリルとサスペンスが
作品中を支配している。

私利私欲のため、女性の夢を食い物にする犯罪者の姿と、高潔を通す鮫島の対比が
この作品のテ−マであり、自より公に奉仕する本来の公僕である警官を鮫島を通して
描ききっている様に思う。

地味に見えるかもしれないが、シリ−ズの中では重要な作品であろう

サスペンス
「新宿鮫」「毒猿」と読んで感じたが、鮫島と敵となる犯罪者がどんどん近づいてゆく過程の描写が秀逸で、緊迫感がある。
それが充分に活かされたのが本作だと思う。「毒猿」では活劇風だったが、今回は敵の女たち(このような設定もいい)との闘いを描くサスペンスだ。そこに前述の緊迫感溢れる文章だから、コレはまた凄い作品に仕上がっている。
また、敵のドラマや人間の直接の描写は健在である。大沢氏の得意技を発揮した一品である。

ピンチ
上層部の暗闘に巻き込まれる形の鮫島警部。
今回はとうとう免職の危機に面してしまいます。
実際問題として、こういう圧力なんてのはあるんだろうな〜と思いながら読み進めました。
鮫島警部なら退職しても冴木さんみたく探偵事務所でも大丈夫なのでしょうが、
やはりオブケ(あるいはシ以上)のままでいて欲しいものです。

余談ですが、レオ澤鬼さんの挿絵は点描だそうです。
前々から「新宿鮫」のイメージにあう絵だと思っていたけれど、点描ってスゴイね〜。

面白いけど…地味な印象
私がシリーズ四作目の「無間人形」から読み出したせいかもしれないが、この三作目は地味に感じてしまった。そしてその地味さがスケールの小ささを感じたせいかもしれないと思う。
扱われている臓器売買や産婦人科やクリニックという設定は非常にうまいと思うのだが、どうも描かれている人間特に主軸となる姉妹にあまりリアリティを感じられないのが気にかかる。
犯人に関してはうまく描いているのかもしれないがどうも地味に感じてしまった。
読み応えとして1〜4作目までで比べてしまうとやはり見劣りしてしまう。
けっして悪い作品ではないと思うがこういった理由で星三つにしました。
他の作品の方が私の好みにあるのでしょう。


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Customer Reviews:
正直言ってあまり面白くなかったです
期待して読んだんですが、正直いまいちでした。
ハードボイルドって言うらしいけど、この手の色気のない文章は個人的に駄目です。
ひねりもなければエロさもない、涙も納得も笑いもオチもどんでん返しも裏切りもなし。
女の人の書き方もつまらないですね。乱暴な言葉遣いに合わないさっぱりした優しい性格の女。そんなのどこが面白いんですかね。
唯一の魅力は、香川の兄弟ですかね。特にお兄さんがシブい。
あと、もう一人の悪役も、想像を裏切って魅せてくれました。
悪役を書くのは上手いですね。
あと、薬の作用の描写もとても上手だと思いました。

類型的なヒロインを凝った設定で誤魔化している点が残念
このシリーズはハードボイルドゆえなのかあまり生々しい女性は出てこない。この作品のゲストヒロインも設定は個性的だが造詣自体は類型的で男にとって都合のいい女しか出てこないのが残念。唯一「生きた女性」といえるのは最新作狼花の明蘭くらいだろう。小説・映画・アニメ等作り物の女性しか知らないような男には到底許容できない明蘭は狼花と称するにふさわしい生々しい女性であった

この高水準はいったいいつまで続くんだろう
正直ページをめくるのがいやでした。
だって、めくればめくるほど、新宿鮫の世界が終わりに近づいて行く。
覚せい剤の怖さ、暴力組織の怖さをえがき、主題は人間の業の深さなのかな。


とにかく納得の一冊でした。

悲しく、切ない物語...
一人の男の、悲しく切なく、屈折した想いが「アイスキャンディ」という覚せい剤を
世に放った。しかしその行為は、彼の意思とは関係なく、多くの人間を破滅へ導いて
行く。そしてその手は鮫島の恋人、晶にまで伸びていく...。

「アイスキャンディ」の利権に群がる人々の攻防、「アイスキャンディ」の壊滅とい
う同じ目的を持ちながら対立する鮫島と麻薬取締官との攻防、「アイスキャンディ」
を作った兄弟の悲哀、様々な愛情、友情、そして使命。そんな色々な要素を盛り込み
ながら物語は進んで行きます。
派手なアクションシーンもあり、まさにエンターテイメントな作品です。

ただ読後感はとにかく悲しく、切なく、しんどかった...。
その点で☆1つ分減りました。ただこれは好みだと思います。そういう作品が好きな
方にはおススメです。

悲しい結末に心を打たれる
さすがに直木賞を受賞したという作品で、シリ-ズ中最も長いと思われる分量を飽きさせずに最後まで読ませてしまいます。

この作品に登場する地方財閥の分家兄弟、晶の元バンド仲間の背負った悲しいコンプレックスが心に残り、すべてを平らげようとする暴力組織に社会の裏側の壮絶さを感じた。

志を半ばにステ-ジから降りること、本家のプレッシャ-にアイデンティティ−を発揮できないもの、それぞれの悲しい結末には胸を打たれるものがあった


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夢中で読んだ本3
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電車通勤の方へ。古本屋で100円くらいで入手可能。
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小説 こちら葛飾区亀有公園前派出所

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Customer Reviews:
こち亀ファンなら一読の価値あり
「この人はこち亀読んだことあるんだろうか」と思ってしまうような
違和感のある作品もありますが、全体的に楽しんで読めました。

7本の中では今野さんのプラモデルの話が好きです。
両さんは最後に少しだけ出てくるだけですが、
主人公がそこにたどりつく過程が丁寧に書かれているため、
最後は自分のことのように感動し、涙が出そうになりました。
この作品を読むだけでも価値のある短編集です。

今野版の設定が素晴らしい!
七人の作家がこち亀をモティーフにした小品である。
このなかでも出色のできばえは今野敏である。およそ他の作品の追随を許さないものである。
こち亀という縛りがある中で非常に静かな佇まいを持った作品である。主人公の対象への過剰な没頭や競争心は漫画作品の要素を踏襲したものである。静的な退職者の趣味生活にスポットを当てながら、漫画作品同様の疾走感を存分に味わうことができる。主人公と両さんとの直接の出会いで幕を閉じるのだが、あたたかな余韻を残す結末である。
一方、石田衣良の作品はこち亀そしてこち亀ファンを冒涜するかのような完成度の低い作品である。読者の年齢層設定に振り回され作品が中途半端になってしまっている。
その他の作品は細かいところを拘らなければ週刊誌のように読み飛ばして楽しむことができる程度のものである。
総じて言えばあくまでモティーフとして漫画作品の登場人物を脇役程度に配し、主人公は各作家のテリトリーで描ききった方が結果として面白いような印象を受けた。

できれば星逃田と新宿鮫・鮫島とのコンビを組んだ短篇をぜひ読みたい!
 週刊少年ジャンプ〈1976年(昭和51年)42号〜〉において現在も連載中の長寿的人気漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』30周年と日本推理作家協会60周年の記念による史上空前の超豪華企画として、日本推理作家協会の代表する七人の作家が国民的マンガ『こち亀』の世界を描いた空前絶後のコラボレーション小説である!

 『新宿鮫』の大沢在昌氏を筆頭に、『池袋ウエストゲートパーク』石田衣良氏、『姑獲鳥の夏』『魍魎の匣』京極夏彦氏、『御茶ノ水警察署』逢坂剛氏、『白夜行』『容疑者Xの献身』東野圭吾氏を含めた七人の作家がそれぞれの持ち味を活かしながら『こち亀』の世界観を描いている。

 大沢在昌作の第一話「幼な馴染み」では、『新宿鮫』でお馴染みの鑑識課・藪が両さんと幼な馴染みという設定を設けて、主人公・鮫島警部とその恋人・昌が藪を連れ添って浅草に出かけた事から両さんと出会う共演が嬉しい(最近でも北条司氏の『エンジェル・ハート』で冴羽リョウとの共演が記憶に新しい)。

 個人的には「決闘、二対三!の巻」で逢坂剛氏が描く『こち亀』キャラ・秋本麗子婦警の表現力にドキドキしました(豊満な胸の谷間を強調した胸元の開いたスーツと眩しい太ももを露にしたミニスカートの成熟したボディーラインを強調する麗子の容姿に梢田巡査長でなくともぴったりした柔道着(上のみ)を着させて、横四方固めやあらゆる寝技で押さえ込みたい気分になるのは当然?だろう)。

 最後のトリを飾る直木賞作家・東野圭吾氏の「目指せ乱歩賞!」が唯一オリジナルキャラのみによる物語構成で最も『こち亀』の世界観を熟知していると同時に乱歩賞選考の裏側を皮肉った内容が描かれており、大変面白かった。

 追記:今回の競作で残念ながら『こち亀』初期からのメンバーである白バイファイター・本田巡査が登場されなかったのでまたの機会に期待したいものである。できれば星逃田と新宿鮫・鮫島とのコンビを組んだ短篇をぜひ読みたい!

これもこち亀だった!
もう七年ほど原作から離れているが、見つけた時の好奇心で購入。
どの作家さんの作品も実力は折り紙付きなので読みやすく、またこち亀の持っていた承から転、転から結への粘りのある楽しさが小気味よく込められている。
中でも、今野敏氏の「キングタイガー」には男心に息づく物作りへの情熱や没頭する事の輝きを垣間見せてもらい、
柴田よしき氏の「一杯のかけ蕎麦」には、原作同様のハチャメチャな展開に潜む両さんなりの人情を花咲慎一郎のキャラクターが上手くフォローしていて、
それぞれ短いながらも良い物を見せてもらったと気分が晴れやかになった。
もちろん他の作家陣の作品も、存分にファンを楽しませてくれる構成となっている。
もし、少しでも両さん達のド派手な面影が心の中に残っているならば、ぜひ読んでみてほしい。

企画も価格もお得♪
私は大沢・石田・柴田・東野の4作品がお気に入り♪
でもタイトルにしたように、素晴しい企画だし
作家陣も揃っているし、価格も手にしやすいですよね!
しかし、『こち亀』毎週連載30年…って本当にすごい!!
これに続き、恋愛小説家や官能小説家もコラボしてほしいな(^_^.)


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2009/3月〜2009/4月
泣いて笑って感動する本
これから読む本4
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