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スタンダード・テキストついに誕生 ![]()
著者4人は、新進気鋭の4先生です。今後の学会をリードし、
将来は、各自の体系書が期待される方といえます。
本書は、基本構造と判例・通説からかなり丁寧に解説されています。
構成も整理され、わかりやすさや信頼感も問題はないと思います。
随所で4人の独自見解や問題関心が示されており、それが通説を
覚えるだけに留まらない刺激を全体に与えています。
先の方が書いていらっしゃるように、冒頭のガイダンス,ケーススタディ,
基本と応用のメリハリ,練習問題,図表,参考文献,全体のサイズなど、
テキストとして全面に気が配られていて言うことありません。
ここのところ、前田・龍田・江頭・神田・近藤・弥永教授等々、
名著ながらひとくせある体系書ばかりで、正直どれを基本に据えて
よいか悩んでいた大学生・学習者は私を含め多かったと思いますが、
本書の登場で、やっと解決したと言っていいのではないでしょうか。
今後10年、20年の学習の指標となることでしょう。
かなりの快作というべきスタンダードテキストです。
かなりおススメ ![]()
秀逸!!
百選の判例の引用の多さ
実務的な実質的理由も書いてあり、理由付けがしっかりしている
受験通説と異なる見解をとっていることも多く、自説の問題点も認識できる
時折図もあり、択一対策にも役立つ
問題も載っており、難易度的確さバツグン
とにかくおススメ
学生向け会社法のニュースタンダード ![]()
学生向け教材としての会社法として細かな心配りがなされている。
(1) わかりやすい簡潔な記述
(2) 判例への言及(判例百選や商法判例集とのリンク)
(3) 判例事案をベースにした簡単な設例による事例文脈の提示
(4) 会社法の実際的機能や応用問題に触れるコラム
(5) 理解度のチェック・復習に導入させる章末の練習問題(自主ゼミに適する)
(6) 手に取ってみたときの重量や分厚く見えないような紙の薄さ
この最後の点は学生向けに徹した編集者の配慮ではなかろうか。分厚い本には手が出にくい最近の学生気質を反映したものであろう。1頁当たりの行数も少し詰まって見える。
他方、軽量化し、かつ見た目が分厚く見えないようにするということは、本の厚さ以上に内容が濃いということを意味する(紙が薄いのでラインマーカーには耐えられずに裏写りするとは思う)。
共著による個性が微妙に表れており、記述のバラつきや「えっ???」という部分もなくはない。しかし、無味乾燥な記述で埋め尽くされている類書に比較すると、非常に読みやすく、教材として秀逸な仕上がりである。初学者は、宍戸善一「ベーシック会社法入門」(日経文庫・2006年)で全体像をおさえてから(2日もあれば十分に読める)、本書を利用するのが効果的な学習であろう。著者は「はしがき」で「会社法の初学者から中級者までを主な読者と想定している。」と述べるが、謙虚にすぎよう。本書を基礎に、判例百選・商法判例集やケースブック会社法などを併用することで十分な学習効果が得られるのではないかと思う。
とても良い本です ![]()
事例が豊富に盛り込まれ、主要な概説書への目配りも充分。判例の引用も過不足なし。これ一冊でほぼ足りそう。しかも読みやすい。神田さんほど改訂しなさそうで買っても安心!?
行政法 |
民法判例百選1 総則物権 第6版 (別冊ジュリスト No.195) |
「憲法上の権利」の作法 |
解析 民事訴訟 |
民事訴訟法 (有斐閣アルマ) |
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取り掛かりの1冊。具体例も身近である ![]()
マーケティング初学の私でも理解できる程砕かれた内容で
とてもわかりやすく、また楽しくマーケティングを理解できました。
それぞれのポジションによる戦略、そして具体例も身近なヨード卵等
を取り扱っています。
この本を読まれた後、戦略論やさらに深いマーケティングの本を探し
ていくのがいいと思います。
CC(コーポレート・コミュニケーション)戦略の理論と実践―環境・CSR・共生 |
ベーシック 環境問題入門 (日経文庫) |
管理者のための職場の労働法 |
マーケティング活動の進め方 (日経文庫) |
製品・ブランド戦略―現代のマーケティング戦略〈1〉 (有斐閣アルマ) |
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組織論を勉強するならこれ! ![]()
有斐閣アルマオレンジマーク組織論の本です。
現在、日本では、マーケティングや経営戦略の本に比べると組織論の本が少ないのが現状です。その中でも、この本は、組織論の中で一番よいのではないでしょうか。
その理由といたしまして、
1.組織論の成立から現在までの組織の変化が記述されている。
2.おおよそ組織論を知る上で必要な内容が網羅されている。
3.企業組織だけではなく、NPOなどの社会組織にまで言及をしている。
この3つが挙げられます。
他のレビュアーの方が仰っているように、この本は、他の有斐閣アルマシリーズより、より教科書的になっていると思います。それは、淡々と組織の事柄を述べており、企業組織の例がないなど、少し現実の組織からは一歩引いたような内容になっているからだと思います。
簡単な組織入門本を読まれた方は、この本を読み、そして海外の著名な専門組織本を読まれることをお勧めします。
ちょっと中途半端な書 ![]()
美人のマネジメント専攻の大学院生の友人に勧められて読んだ。しかし、どうもピンとこない。私が組織論に期待するものは組織の成員の実存と組織の効率追求の乖離の統合である。しかし、組織論で展開される論理は「実存か組織か」という問いから「組織での実存」へと問いの枠組みを縮小し、「組織への実存の従属=組織人」という図式から一歩も出ていないのではないか?その議論の構造を自己省察してくれるかと期待して読んだが的はずれであった。考えてみれば、本書は教科書である。組織論の全体像を把握するのにはいい本だと思う。ただ、すべてが中途半端なつっこみでもう一つ、つっこみが必要ではないだろうか?まんべんなく気配りのきいた本であることはわかるがちょっと中途半端な読後感の残る1冊であった。
最適の入門書 ![]()
理論的に明快でかつ実践的な最適の入門書。特に環境と組織、組織構造などは非常によくこなれている。戦略論とからむ組織のダイナミクスについて少々分かりにくくなるが、全体として繰り返し読みたくなる質の高い教科書である。
組織論の教科書 ![]()
組織論という学問は社会学・社会心理学などの知見を
多分に含んだ学問です。
その為、組織論の世界を概観した教科書は非常に書きにくい
のではないかと私は思います。
事実、学問としての日本語の組織論の教科書は
数える程しかありません。
本書は様々な組織論の理論を紹介しています。
組織論における基本的な理論はほぼ網羅されています。
現在、組織論教科書の定番と言えるものがない現状では
日本語の組織論の概説書というだけで評価せざるをえません。
しかし、あくまで教科書です。
このような美味しいトコどりの概説書では
他の分野以上に組織論の面白さは理解しづらいです。
本命の組織論の本を読みながら並行して
本書を読むというやり方がいいと思います。
そうすればも!う一冊の方の理解度が変わってくるでしょう。
経営戦略―論理性・創造性・社会性の追求 (有斐閣アルマ) |
経営管理 (有斐閣アルマ) |
マーケティング戦略 (有斐閣アルマ) |
スモールビジネス・マーケティング―小規模を強みに変えるマーケティング・プログラム |
経営をしっかり理解する (実務入門) |
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まとまった良書。 ![]()
以前から大学テキストとして定評のある一冊である。しかしあえて注文をつけるならば、読んで面白いという本ではない。テキストにそういうことを期待するほうが間違っているかもしれませんが・・・
マーケティング戦略入門卒業に ![]()
読み物的なマーケティングの本を読んできた人が「さて、コトラー先生の本でもチャレンジしてみようか」と思い、実際チャレンジする前に読むべき本だと思う。
内容的にはモレは少ないし、トラディショナルなマーケティング戦略理論を十分カバーしている。
さらに最近のトレンドについても言及している。
構成もキーワードやポイント解説など、読者に配慮した形になっている。
従って、「マーケティングで食べていく」と決めた人がコトラーなどの「古典」(いい意味で)を読む一歩手前で読むと質・量ともにヘビーなコトラー本にも耐えうる基礎体力が身につくと思う。
実際に私はそうしましたが、コトラーのマーケティングマネジメントのミレニアム版を読んだが、理解は深くなったと思う。
経営戦略―論理性・創造性・社会性の追求 (有斐閣アルマ) |
MBAのためのケース分析 |
組織論 (有斐閣アルマ) |
事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位 (有斐閣アルマ) |
消費者・コミュニケーション戦略―現代のマーケティング戦略〈4〉 (有斐閣アルマ) |
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個々の経営戦略の足がかりに! ![]()
有斐閣アルマ・オレンジマークの経営戦略テキストです。
現代の経営戦略とはどのようなものか?過去の戦略論も踏まえ、このテキストでは現代における経営戦略の基礎、そして主流な考え方で書かれています。改訂されてからあまり経っていませんので、この本を読めば今現場で使われている戦略論が学べます。
しかし、あくまで基礎理論・教科書なのでもちろん戦略のフレームワークが書かれているわけではありません。
多様な事例・身近な考えを含ませている本テキストは非常に読みやすく、またおもしろい仕上がりとなっている。
経営戦略を基礎から学んでいる人にとって、一読してみても損はないでしょう。
組織論 (有斐閣アルマ) |
マーケティング戦略 (有斐閣アルマ) |
経営管理 (有斐閣アルマ) |
事業システム戦略―事業の仕組みと競争優位 (有斐閣アルマ) |
経営戦略論 |
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民事訴訟法判例百選 (別冊ジュリスト (No.169)) |
刑事訴訟法判例百選 (別冊ジュリスト (No.174)) |
商法(総則・商行為)判例百選 第5版 |
手形小切手判例百選 (別冊ジュリスト (No.173)) |
行政判例百選 (2) (別冊ジュリスト (No.182)) |
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「事項索引」の出来がイマイチで、「判例索引」は最強の「辞書」的体系書 ![]()
これだけ分厚い本となると、巻頭から通読するというよりは、キーワードを手掛かりとして「辞書」的な使い方をされる方が多いと思われるが、その割には巻末の「事項索引」の出来(=使い勝手)が良くないように思われる。「事項索引」からの検索では、神田先生の本(の事項索引に項目を自分で書き足したもの)がむしろ「辞書」として使いやすい。
この本では、キーワードが「事項索引」と「目次」とに「分割」配置されており、キーワードから該当ページへの「一元的」な検索を不可能にしている。
例えば、「株主総会」など、目次に(章、節、款等の見出しやその一部として)載っているような重要かつ基本的なキーワードは、巻末の「事項索引」には項目として載っていないことが多い。その場合、巻頭の「目次」の中からキーワードを探し出し、該当ページ数を発見する必要がある。
「目次」中のキーワードを「事項索引」の項目として掲載しないという方針が、どういう理由によるものかは不明だが、「事項索引」を使って「辞書」的な利用を想定している者としては、使いにくいことは確か。ただし、「判例索引」は大変充実している。
この本の使用者(読者)の側が、「事項索引」と「目次」を自分で使い分けて、キーワードから該当ページを「捜索」しなければならない手間を、編集者が「当然のこと」と考えているとすれば、そのような編集方針(「事項索引」の作り方)には、疑問を抱かざるを得ない。
あくまで「索引」のしやすさに関する評価だが、遅くとも第3版が出る前に、「事項索引」だけは根本的に改善された方が良いと思われる。
憶測が入るが、機械的な処理に頼らず、手間はかかっても専門家(ないしその卵)が「事項索引」の項目立てを入念にチェックされた方が良いのではないだろうか?
実務的で、初めて触れる会社法としても非常にわかりやすい ![]()
ある程度大きな会社になると、管理部が実務をこなしてくれるが、ベンチャー等小規模な株式会社では社長自ら全てこなさなければならない。本書は初めて会社法に触れる方でもわかりやすい言葉で、かつ、いくつかの解釈を付けて説明してあるため、非常にわかりやすく参考になります。大まかなところは本書である程度理解できるため、会社の設立からそれこそ解散・清算までの実務的な流れは本書で十分対応出来ます。非常に役に立ってます。
会社法の基本書で最も権威のある本 ![]()
本書は,会社法の基本書ライターとして(また学者としても)最も権威のあるといっていい江頭憲治郎教授による新会社法の基本書である。「会社法制の現代化」を図った新会社法にももちろん対応している。
新司法試験受験対策として会社法事例演習教材とともに購入したが,会社法事例演習教材を解くためには必ず必要になる本である。会社法事例演習教材の設問が江頭先生の基本書を意識して書かれているからである。このことから分かるように,本書は,会社法の事例演習問題を解くのに必要十分な知識を提供する本である。
会社法の基本書としては少々分厚いので,通読するには辛いかもしれない。会社法のケースメソッドを重ねる過程で本書を辞書的に参照する,という使い方がオススメである。
まさにコーポレート法務実務に適している。 ![]()
閉鎖会社に重心を当てて記述、実務に最適とあり半信半疑で購入した。が、極めて素晴らしい内容だ。
1.閉鎖会社、中小企業に絞っている点
通常の学者さんの教科書だったら、A説B説と並べたり、公開会社がメインだったりする。でも日本の大半の企業は閉鎖会社である。
この本の記述は、最初に教科書どおりの文章が来て「但し株式譲渡制限付会社の場合」と必ず、閉鎖会社に触れている。(この記述方法を全体にとっているため、ページ数が多い)
これが非常に良い。正に実務に徹した記述の連発であり、目からうろこの部分もあり参考になる。
ここまで実務に徹すると、中途半端な会社法実務本を10冊買うより、これ1冊で余りある。
2.著者が江頭先生であること
江頭先生はご存知の通り、法務省法制審議会会社法(現代化関係)部会長としてこの会社法の成立に尽力を尽くされた方。実務の視点が深い。
3.価格について
正直値が張るし、如何せん分厚いとは思う。但し、改めて自社のコーポレート法務の観点熟読してみると不明だった点がどんどん解決できた。値段を超えた価値有り。
4.使い方
確かに通読には向かないので、分からないところを調べる参考書として多用。
ただ、学生の方もこの本の閉鎖会社(株式譲渡制限付会社)の記述はよく読んでおくべき。会社に入ってから参考になる。
とにかく企業法務の実務担当者は必携である。
会社法 (法律学講座双書) |
会社法判例百選 (別冊ジュリスト (No.180)) |
会社法入門 第11版補訂版 |
民事訴訟法 第3版3訂版 |
破産法・民事再生法 第2版 |
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使いやすい ![]()
基本的な情報は入っており基本書としての機能は十分果たしている。
この本の特長は、事例を提示しそれに即して解説を加えているため、非常に理解しやすいところにある。
スタイルとしては内田民法に近いが、事例がとてもおもしろい。
見やすいレイアウトもおすすめ。
実務者にとって最適な学習書 ![]()
弁護士のセミナーに参加した際に参考にと勧められました。労働法のみを学ぶのでなく、その背景にあるシステムや考え方について、そして判例傾向についても細かにそしてシンプルに教えてくれます。
各トピックは深めようと思えばいろいろ議論もしたくなるようなもの視点と切り口ばかりです。それくらい実務に即した目線でまとめてくれてます。
労務管理に従事する方も会社にぜひ一冊 ![]()
実務家に対しての「部下をもったら労務〜」などの入門書は多々あれど、やはり原理原則論を知らずしては正式な労務交渉や管理は不行き届きになるもの。そういった方への実践書としても本書は多様な実例を示しており、実に役に立つ。
実際労務管理は「トラブル」に接してから「この法的根拠は」といったいわば「後付けのノウハウ」で人事部長始め、労務管理担当は徐々にスキルアップしていくのが常だ。そういった際にも本書は最適だ。無論、たいていの会社には顧問社労士がいるため、その方と相談しながら事を進めていくわけだが、全部に丸投げにするわけにはいかないし、社員と直接対応する最後の砦は「人事労務部門」になる。そのケースバイケースの素地を固めてゆく際に、「労働法をすべて覚えなくてはできません。」では話にならないし、実際そんな事は実務担当者として物理的に「ムリ」である。
まずは本書をケース毎に学習し、細かな点は「労働契約法」「パート労働法」などを順々にひも解いてゆけばいい。経験則だが結局労務担当はそうやって四苦八苦しながら「プロ」になるものだ。
どんな会社でも労務管理にかかわる部門の方はこの一冊を部門ナレッジとする価値がある。
ぜひお勧めの一冊。
最強の基本書 ![]()
帯にある通り,「最良の基本書」です。
確かに,労働法分野では,体系書としては菅野先生の「労働法」という何でも答えてくれるものがあります。
また,入門書としては下井先生の「労働法」という簡潔かつ十分なものもあります。
しかし,前者は重厚に過ぎて初学者には扱いきれません。
また,後者は2009年4月に改訂されたものの,入門書ゆえの限界がないとはいえません。
そこで,労働契約法や直近の判例・裁判例にも対応し,400ページ強と挫折しない程度の適度な厚さ,柔らかい表現ながら実例をベースにおいた豊富な設例,判例・裁判例に対する簡潔な理由付け,詳細な労働法の沿革の記述などの点において本書は基本書として最適であると思います。
加えて,労働契約上の効力につき,労働基準法等の労働法上の制約とは別次元の概念であるという前提のもと,常に民法1条3項や90条など私法の条項を介して効力の有無に言及する点,「判例と裁判例」の区別のように用語をしっかりと使い分ける点,百選の番号の付記等の点において,読者に極めて優しいものです。
さらに,手早く基本知識と判例・裁判例を理解・復習したいときは本文のみを読み進め,水町先生をはじめ学説の流れをも知りたければ脚注をも含めて熟読すればよいというように,目的に応じた使い分けができることも優れています。
労働判例インデックス |
事例演習労働法 |
労働法学習帳 |
労働法 第八版 (法律学講座双書) |
別冊ジュリスト No.197 労働判例百選 第8版 |
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下手なアンケート調査にはうんざりのご同輩。定性的調査の勘所をつかもう。 ![]()
著者の『制度と文化』を読み、新制度派組織論というわが国ではまだほとんど突っ込んだ議論に至っていない概念についての、明快な指導力に触発され本書を手に取った。
書名にもあるように、「入門」者にとって分かるよう、理解できるよう、心がけて書き上げてある。他のレヴュアーの方も述べているが、フィールドワークに関するキィワードを14語、ブックガイドを16冊、研究事例を20点を間に挟んでの3部構成になっている。全350ページを読み通せるか不安ではあったが、無事に最後まで導いていただいた。
第I部、第II部、第III部は、それぞれフィールドワークとは何かというWhat、なぜフィールドワークかWhy、どのようにするのかHowについてと解説を深めてゆく。
心構えから始まる。何事にも作法というものがある。これについてあらましの説教を頂く。例えば印象的だった次のような共通概念を持つことからフィールドに向け旅に出る。「観察法の分類」、「トライアンギュレーション」、「定性/定量の区分の諸相」、「漸次構造化法」、「フィールドワークの各段階における3種類の作業の関連(問題の構造化、データ収集、データ分析)」、「調査の各段階におけるさまざまなタイプの仮説」、「物語性」、「小さなドラマ」、「中間的テクストの作成」など、事例研究における意義と身の構え方、行動の起こし方についての整理である。
そして、これまでのオベンキョーと下手な考えから一歩前進して、フィールドのコンテキストを一身に浴びればアホでも何かは感じるだろう、それらに向けて取り組んでゆこうという環境への働きかけを優しく説いてゆかれる。われわれはとりあえずは、「物書きモード」で書いてみよう。これがいくつも貯金できるようになれば、「ますます書けなくなってしまう」(p.334)常なる状態から、コーディング、DB作成、章立て案へと小さくともひとつのアチープメントを得ることができそうな気になってくる。身なりを整え、気持ちになるということが、毎日のウォーキングにつながる。だらしない、普段着ではダメだ。
目次詳しい。事項・人名索引あり。ひもなし。
社会学を志す人への良書 ![]()
題名に入門とついているが、単なる入門ではなく、フィールドワーク(以下、FWと表記。)批判書ともなっている。著書独特のリズムある文体からつぎつぎ繰り出されるFWの魅力は読者を郁哉ワールドへ導かずにはおかない。「暴走族のエスノグラフィー」、「ヤンキー・暴走族・社会人」、「現代演劇のフィールドワーク」という優れたFWを実践し、「フィールドワーク」、「フィールドワークの技法」で彼のFWの魅力=方法的秘密を解説し、本書では著者の推薦本を挙げながら丁寧に、かつ魅力的にFWに導いてくれる。数理社会学会のメンバーにもぜひ読んでいただきたい。著者の頭は柔らかく、創造性に富み、温かい。良書である。もし、著者自身に興味のある方は1991年の「社会学評論 164号」(1991年)の論文『主体と構造-トマスおよびズナニエツキの「状況の定義」論をめぐって-』をお奨めする。FWに欠けがちな認識論のレベルを包み込むことで、通常のFW批判となる本書の秘密を緻密に追いかけることができる。FWを好きな人、嫌いな人すべての社会学を志向する方に読んでいただきたい一書である。
ポータルサイト的入門書 ![]()
暴走族の研究で有名な佐藤郁哉の書いた入門書。
僕は統計学とナレッジマネジメントを勉強している学部生なので、社会学とは縁がありませんでした。ナレッジマネジメントを考える際に、暗黙知を客観的に把握し本質を見抜くためのフィールドワーク(以下FW)の有効性を感じていました。
僕は偶然この本を見つけましたので、この類のものと比較することは出来ませんが入門者の視点でレビューしたいと思います。
◆ポータルサイト的
「FWとは何か」「なぜFWか」「FWの技法」を語句レベルの説明から、なぜ定性的調査が必要か、果てはFWにおけるメモの取り方まで、著者の経験やノウハウを背景にわかり易く説明しています。
これだけではなく、FW的手法による組織に対するものすごく面白そうな!研究事例の本を20冊、FWの中上級の技法を解説した本16冊を紹介、2,3ページの解説がされています。
僕は全くの入門者ですが、そんな僕でもわかるように、そしてテンポよく一気に読めてしまいます。紹介されている本も「OLたちの<レジスタンス>」というライトなものから「現代演劇のフィールドワーク」といったものまで手広くカバーしてあり、どれも知的好奇心を煽ってくれます。
統計学は定量的調査ですが、アンケートを考える時は定性的なアプローチを必要とします。ナレッジマネジメントに関してはいうまでもありません。FWという便利な道具を手に入れたと思います。
またこれだけでなく、FWは日々の仕事にも大変有効であると思います。当事者でもない、局外者でもない第3の視点から本質を採ることが出来れば、新たな知が創造されるかもしれません。
もっと早く出て欲しかった ![]()
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å...容ã¯ããã»ã©é£ã-ãã¯ãªããäºåç¥èã®ãªããã®ãç¬å¦ã§èªããç¯å²ã§ãããã"ã®æ¬ã¯åé¨ã®1å¹'ç"ã'対象ã«ã-ã¦å¿...é ã«ã-ã¦ããããããã®æ¬ã§ããã
制度と文化―組織を動かす見えない力 |
洗脳するマネジメント~企業文化を操作せよ |
フィールドワークの技法―問いを育てる、仮説をきたえる |
経営学のフィールド・リサーチ―「現場の達人」の実践的調査手法 |
方法としてのフィールドノート―現地取材から物語作成まで |
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初学者向けかも ![]()
他の学者の理論をベースにして事業システム
(ビジネスモデル)について独自の考察をした
一冊。学部生向けにわかりやすく説明されてい
るので初学者でも読める。
ポーターやバーニーなどの戦略論を読んだこと
がある人にとっては目新しさはあまり感じられな
いと思うが、復習に適しているし、マーケティン
グや組織論への橋渡しにもなる。
先端技術がない会社でも、イノベーションはある。 ![]()
既存の事業でも、事業システムをうまく設計・導入すれば、他社に対して優位に立てるということを
すごく明瞭に、しかも豊富な具体例で説明されてます。
先端技術がなくても事業システムで頑張りましょう。
コンパクトにまとまっているが ![]()
事業を事業システムとして把握すべき視点について、非常にコンパクトにまとまっているが、経営学などの書籍を普段から読んでいるものには
特段目新しい観点はない。その意味では入門書的な位置づけで考えるべきであろうし、この様な本での価値は参考文献のリストにあるのではないかと思う。私自身も参考文献の内容を見ながら自分自身が関心のある観点でどの様な書籍があるのかを注意しながら本文を読んでいた。
この本をベースにいろいろな書籍に出会い深堀していく必要がある。
経済力学と現場活動とをつなぐ事業システム設計を示すフロンティア ![]()
本書は、事業をひとつのシステムとして捉え、システム背後にある力学やコンテクストを踏まえながら、システム全体が全体最適に「設計」する過程を追ったもの。戦略論とビジネス・オペレーション論との海溝に落ち込んだ部分をブリッジする領域と言えそうであり、ひとつのフロンティアを提示する書として価値が高い。
第1に、「ビジネスモデル」と「ビジネスシステム」との相違を明らかにする。呼んで名の如く、モデルは規範であり汎用的なもの。一方、システムは、基本力学を梃子として活用しつつ、当該事業の背景・コンテクストに依存しつつ設計される当該事業独自なもの。ここを明確に定義しているため、言葉の混用を防いでくれる。一時、「ビジネスモデル」という言葉が喧伝された。特に、「○○社独自のビジネスモデル」という引用には幾度となく違和感を覚えた記憶があるが、そういうことなのだ。
第2に、Value Propositionから経済力学、行動体系や理念体系に至るまでを一気通貫し、事業システム設計の統合されたブループリントを提供する。即ち、経済力学・エコノミクスを踏まえないものは戦略ではないし、エコノミクスを活用するためにどの領域に自社がフォーカスするか、そのための工学的活動設計はどうか、また、事業を運営する者が人である以上その社会的コンテクストとの調和を如何に果たすか、また、そのための情報流通経路をどう設計するか、などである。
第3に、上記の諸変数の選択・設計とその統合が如何に重要であるかを知らしめる。分断して議論され易い上記の緒論を一気通貫で概説していくので、どれかが抜け落ちてしまうということが少ない設計フローのブループリントを提供する。
「○○理論」を知っている、というような知的満足感を与えるものではないが、実効性を感じる一冊だと思われる。
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