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恐慌で儲ける! 相似形チャートで見る未来予想図

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単なるチャート解説書
ボブさんの本を期待したが、松藤さんのいつもの本、過去チャートの羅列、儲けるには類似パターンと霊感がいるでしょう。

凄すぎる波動集
 実践的な本です。投資をしていない人は読んでも意味はないと思います。集中投資をする人が確信を得るための波動集です。絶えず情報分析を更新する必要があります。松藤民輔さんの部屋で二種類の会員登録をされるべきです。そしてボブ・ホウイのメールを熟読して、投資の決断をされるのがよろしいかと思います。私自身は現在ユーロドルでユーロ売りを実行しています。原油は上方屈曲点(アップサイド・イグゾーション)が現れて、同時にDX指数(ドル指数)の反転が確認できたら、原油売りを実行したいと思います。最も大切なのは経験だと思います。松藤さんやボブ・ホウイが正しいかどうか?自分のお金を賭けて損をしながら(または得をしながら)学んで証明していくしかないと思います。ボブ・ホウイを紹介してくださった松藤民輔さんに感謝します。


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ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質

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半分で十分
つまらないとは言わないが、内容が薄い。
要するに「実社会の現象のほとんどはガウス分布に従わない」というのが主張。
たぶんそれは本当なのだろうけれど、裏付けとなるデータはまるで挙げられていない。自らこれはエッセイだと言っているのでそれはそれで構わないのだが、だとしたらこれだけのページ数を費やす内容ではない。持論にまつわるエピソードが延々と語られている感じ。新書一冊で十分だろう。

この本がベストセラーになっていること自体が、筆者のいう「まぐれ」と思う。

分野を分けて論ずるべき
本書は、思想とファイナンスとべき乗則をごちゃまぜにしているところにわかりにくさがある。

人がいかにあやまりやすいかは、脳科学、認知科学、ポパーの哲学などが切り込んでいく道具だてにふさわしい。

ファイナンスについては、「まぐれ!」でタレブは必要なことを十分にいいつくしている。ネロ・チューリップがいれば、イェフゲニア・クラスノヴァはいらない。

べき乗則、フラクタルについては、それぞれの分野との関連はあるが、物理学的な視点で論じられるべき問題であり、哲学、思想とまじると非常に誤解され、わかりにくくなってします。

米国での発刊のタイミングは、1000%グッドだったのだが、いまとなっては、「歴史はべき乗則で動く」のマーク・ブキャナンの著作や、「脳は意外とおバカである」や(あえて)「進化しすぎた脳」の池谷 裕さんの著作、あるいは目をネットワークに転じてバラバシの「新ネットワーク思考」など、類書が存在するといっていい。

生い立ちと索引は切って一冊にしたらよかったのに
確率論といえばすぐベル型カーブを想像してしまうが,そんなものは役にたたねぇ場合がある,っていうか多いぞ,という事例がたくさん書いてある.足をすくわれるなよ!と教えてくれる.

たしかに文章や構成はひどい,特に上巻は読みにくい,しかし新しい見方を提示してくれる切り口は多い,目からウロコ度が高い.

下巻のブラック・スワンへの対処もためになった,世界の捉え方が変わる本というのはめずらしく,価値あるものだ.

話題の書、遂に邦訳登場
今回の金融危機を事前に予測したとして、世界中でベストセラーとなった注目の書の待望の邦訳出版。上下2巻での発刊となったのは惜しいが、まずはこの難解な書の邦訳を成し遂げた訳者に御礼申し上げたい。
実はこのレビューを書く迄に本書を4度通読している。ことほど左様に、決して平易な書では無い。これが話題の書であるのに異例な迄にここでのレビュワーの評価が高まらない理由であろう。
しかし、もしも難解であることを理由に本書を読むことを躊躇している方がいらっしゃるとすれば、それは実に惜しいことだ。本書とエラリアンの「市場の変相」通読のために、小生の今年のアマゾンレビュー総件数はおそらく昨年の数分の一程度の件数に止どまっていると思うが、何ら後悔するところは無い。何はともあれ御一読をお勧めする。

訳が悪いとか、内容が空疎とか、もってまわった言い方とか言われてますが...,
2日つぶして今読み終えました。
正規分布的統計概念を基本とする社会分析(特にファイナンシャルについて)これでもかといううくらいに批判を加えており、それが説得力を持っています。
投資の分野では、ほとんど筆者の批判する「月並みの国(正規分布的統計概念が通用する世界)」で分析が行われ、(最近ではあまり言われなくなったか?)「貯蓄から投資へ」に踊らされたこの国での投資初心者(自分も含めて)には驚きの一冊でした。自分の投資行動を再考させられます。
難解であるのは仕方がないです。内容が高度ですから。下巻までがんばって読む価値あり。再読もよし。(その時は原書のほうがいいかも?)


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ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質

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下巻に結論めいたことは集中
ある方から、ブラックスワン邦訳版どちらかしか選べないとしたら、下巻だけという選択もありますか?と尋ねられた。その通りだと思う。本書の結論めいたことは、下巻に集中しているのは事実だ。どうしても、上下両方読む気力が湧かないという方は、下巻をどうぞ。

経済学・経営学の最良副読本
英語版を読んでから,日本語訳を読んだ. 用語には何箇所か不満があるが,よくここまで日本語に直されたものだと,心から訳者に敬服する. MBAコースでファイナンスを専攻した者として,必読の副読本に推薦したい. グローバル時代に経営をになうには,本書のメイン・テーマの「予期できないものを予期する」というポスチャーは大切である.

現代ポートフォリオ理論の対極として読んでおくべき本
現代は、いろいろなことが研究されて明らかになってきているように思えるが、筆者の言う「果ての国」での出来事についても非現実的な前提条件のもとでの理論化・定式化されており、そこでは「稀」なはずの出来事が頻発する。今回の金融危機でも「理論」に従った多くの「投資家」が痛手を受けたが、「100年に一度」と言われるだけで、本質的な「リスク」については事後でもほとんど説明されていない。

投資の世界でも、日常の世界でも、「悪い黒い白鳥」に対しては、人間の生まれ持った直感を大事にしながら身構えることを忘れず、一方、「良い黒い白鳥」を捕まえることには躊躇しない、ということであろうか。

ブラックスワンの飼いならし方は、下巻に書いてあるのです。
上巻を読んで、イヤになった方がたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

筆者は、なんと言っても金融業界きっての理論家ですし、難しい投資理論を
骨の随まで精通したうえで、それらを皮肉たっぷりに批判しているのです。
本来、数学的(あるいは哲学的?)に、記号や数式を使って説明すべき理論
(しかも、それは、今や常識化した理論に反する理論)を
普通の言葉で説明しようとしているのですから、難しいのはあたりまえです。

下巻はさらに拍車がかかっていて、ついて行くのが大変です。
わずかな助けは、各章の終わりに、筆者が「この章は飛ばしても良い」と
説明してくれていることです。先にそれを読むのが良いと思います。

ブラックスワンとうまくつき合う方法は、
下巻に書いてあります。がんばって読むしかないでしょう。

本書はデリバティブを駆使した「金融工学」なるものの終焉の宣言のように思えて仕方がない。
 本書は、2007年にアメリカで出版され、リーマンショックを見事に言い当てたとして、ベストセラーとなった本である。

 トレーダーの経験から、経済の世界では、先のことはわからない(=黒い白鳥)。ガウスの作り出した標準偏差理論(=ベル型カーブ)や、あの有名なブラック・ショールズ式も経済の世界には当てはまらない、と辛辣である。

 確かに、経済学の世界では、自然科学の世界とはまったく異なり、実証ができず予測することも困難なために、正反対の処方箋がまかり通ったりすることがよくある。

 ここ最近の世界経済の混迷ぶりを観察すればするほど、著者の言うことの筋が通っているような気がする。

 そういう意味では、本書はデリバティブを駆使した「金融工学」なるものの終焉の宣言のように思えて仕方がない。


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ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務 (光文社新書)

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ざっくり?
日ごろ、「ざっくりという単語を使ったやつを疑え!」
といっていたので、本書が出て小躍りしてしまいました。

財務をざっくり分かることができるのだろうか。
財務は作り上げられるものである。
素人がざっくり見ても、分かるような偏りはないはずだ。

「ざっくり」と言った時点で「経営のセンス」を疑うのはどうだろう。

ps.
「ざっくり」の意味をご存知の方はお見えでしょうか?

初心者向けのファイナンス本
数字については、ほとんど何も知らない状態だったので、
とっかかりにはよい1冊でした。
初心者用で分かりやすいです。

この本を読んで
会計とファイナンスの違いを知りました。

「安全なお金はリスクが高いお金より価値がある」
など、沢山の新しき知識が得られました。

道具としてのファイナンス 石野 雄一

も読んでみたいです。

本当にざっくり分かる一冊
ファイナンスって最近よく聞けど、何なの?そんな疑問から手に取った一冊である。
で、題名にあるように、本当にざっくりと分かりました、ファイナンスというものが。
自分は、最近投資でも始めようかと思っていたので、その矢先、この本と出会えたのは、非常に幸運でした。
投資家ならば、その企業が投資対象として、魅力的か否か?
経営者ならば、投資家を満足させるためにどうすればいいのか?
そんな疑問に答えてくれる一冊です。答えてくれるというは、ちょっと言い過ぎかもしれませんが、ヒントにはなるはずです。
経営者と投資家には、是非ともお勧めしたい一冊です。もちろん、僕みたいな普通のサラリーマンにも。ファイナンスが分かると、企業の見方も良い意味で変わります。

必要十分なザックリ感
私は法学部出身なので経済や会計についてはまだまだ初心者です。
そのため『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?』のような、専門用語のあまり出てこない本から読んでいるのですが、本書は、専門用語を初心者にもわかるように上手く説明してくれています。

著者自身が銀行員時代にファイナンスの理解に苦しんでいたので、読者の苦労も理解した上でつまづきやすい部分を噛み砕いて説明できるのだそうです。(どうりで・・・)

また、新書にはあまりないかもしれないところで便利なので、用語索引があるのはとても助かります。
そもそも知らない言葉が多いので、復習する際は用語索引を眺めてから理解できていないところを見るほうが効率いいですしね。
一般の新書では、逐一付箋をしていないと復習の際に、そもそも見るべきところを思い出せずに永遠に見ることがなくなりそうですしね笑

私が読んでも理解できるくらいなので、専門分野の入門書としてとてもオススメできるものとなっています。

電車の中で読めるファイナンスの優れた入門書
ファイナンスの全体像を掴む1冊目の入門書として、大変優れており、特にビジネスマンにお勧めする。
日産自動車でのファイナンス業務の経験を織り交ぜながら、ファイナンスに関するトピックを一通り説明していくが、常に実務との関わりを意識して書かれているので、理論部分を無味乾燥と感じることなく興味深く読むことができる。
また、レバレッジに対する考え方や資本最適構成を理解する際には、会社に対する債権者と出資者のスタンスの違いを理解することが必要であるが、元銀行マンということもありそのあたりもしっかり記述している。
更に、本文中で使われる数式は極力簡易なものに抑えられており、紙と鉛筆で都度確認する必要もなく、電車の中で最後まで読み通すことも可能である。
筆者はファイナンスを「企業価値の最大化をはかるための意思決定に役立つツール(道具)」と位置づけており、平たく言えば「実務で役に立ってナンボ」というスタンスを取っている。ファイナンスを学問として理論的に極めたいという方はやや違和感を感じるかもしれない、そういう方はコーポレート・ファイナンス入門 (日経文庫)のほうを入門書としてお勧めする。
逆に、具体的なファイナンス実務について更に知りたい人は、筆者の道具としてのファイナンスに進むと良いだろう。


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道具としてのファイナンス

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数字オンチの私でも理解できる「ファイナンスの教科書」♪
学生時代から経済学部のクセに、全く財務諸表や統計数字を読めないだけでなく、授業にさえも出なかった私が、あろうことか、管理職になり、あろうことかビジネススクールで会計やファイナンスを学ぶことになった。

クラスのテキストは、古典といわれる名著(代表的なものは「コーポレートファイナンス」「コーポレートファイナンスの原理」等)で、とても分厚く、読むことはもとより、持ち運びするのも非常に困難であった。

そんな中、クラスメートの方から「これは判りやすい!」と薦めて頂き、以来カネ系の科目を受ける時には必須の愛読書となったのがこの本である。

ファイナンスというと敷居が高そうであるが、その基本的な考え方はもとより、難しい統計知識やファイナンスの公式、そして金融工学の一端をも平易に書いてくれているのがとても嬉しい。

これは、著者が留学時にファイナンスの原著にぶちあたり、「判りやすい参考書が欲しい!」という強い思いを持たれたことに起因しており、そのパッションがいたるところに感じられる一冊である。

最近はM&Aを始め、ファイナンシャルな内容をベースにしたニュースや娯楽(映画・小説等)の露出が多くなっている。ファイナンスを学ばれる方はもとより、それらに対する「とっかかり」を得たいと思う方は、是非手にとってみて頂き、本書を傍に置きながら、作品に興じてみられてはいかがだろうか。

ファイナンスのマニュアル
本書は「ファイナンスのマニュアル」です.

ふだんパソコンを使用する方のうち,ハードウェアの構造やソフトウェアの手順やネットワークの仕組を理解している人は少ないけれど,マニュアルがあればパソコンの便益を享受することができますよね?

同様にファイナンスの理論を理解せずとも,本書とExcelがあればファイナンスをツールとしてその便益を享受できるようになります.

Excelを操作させ「理解できた気」にさせる手法が秀逸!
MBA教養課程あるいは証券アナリスト試験レベルのファイナンス理論を押さえた入門書。解説そのものは意外と堅い文体なのだが、文章や数式だけでは説明し難いファイナンスの基本概念を、Excelで作業させることにより実感させる構成になっている。この手法がまた白眉で、読者を「何だか理解できちゃったかも!?」とソノ気にさせ、学習意欲の向上および心理的ハードルの低下に効果を発揮している。ファイナンスや数学といった単語にアレルギー反応を起こす向きには、第一冊目として文句無くオススメ。
ただし、本書の範疇はファイナンス理論の基礎事項であり、タイトルのように「道具として」使うには、学術的にも実務的にも不十分。本書攻略後は、速やかに他の定評ある基本書に移行するが賢明である。

実践的なファイナンスの入門書
日本とアメリカの大学の違いは実践的であるのかないのかである。
アメリカの大学でファイナンスを学んだらそのままファイナンスの現場に行っても最低限のアウトプットを出せるし期待される。
日本の新卒には期待するなどできるはずがないが。
それは簡単に言うと実践にオリエンティッドされた教育かどうかである。
この本は理論的には弱い、だが実践につながる本ではある。
入門者は読んでも損はしない。

まさに道具の使い方を伝授
著者のファイナンスに対する熱意が感じられる良書。計算式などを解いて理解を深めていくスタイルではないが、エクセルを使うことでも、実務的な観点から理解が深められ、実践にも役立ちそうな内容。
本書記載のパスワードによって著者のサイトからエクセルシートやマニュアルも入手でき、極めて懇切丁寧で読者思いの著者の人柄が分かる仕組みになっている。私はまだファイナンスを自習中の身だが、本書を中心にしていけばファイナンスをマスターできる確信を持っている。


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仕手株でしっかり儲ける投資術

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心構えのことがわかりました
仕手株は確かに、だましあいなのいですから、深追い、遅れるということはいけないともいます。素早く乗って、欲をかかないで素早く逃げる。その自己管理の大切さを学びました。
ありがとうございます。ついでに、最近、他社でも仕手株の新刊が出ましたが、テクニカル面での作戦が詳細でそちらも気になります。

仕手株を知るために読んでおくべき
仕手株という激しい動きをする株の裏側を教えてくれます。
自分は痛い目にあったあとに読みましたが、読んだ後に先に読んでおけばと思ったのを覚えています。

なぜあのように周りと違う動きをする株があるのか?
また株取引の心得についても触れてくれています。当たり前の事が乗っていたりするのですが、お金の損得がかかると冷静でいられない。
そんなこと感じたことあるのではないでしょうか?

初心者には痛い目に会う前に読んで欲しい本ですね。

仕手株だけにあらず
不可解な板の表示。
理解できない出来高の急増・急減。
突然の急落とその後の急騰。
とってつけたような後だしニュースや解説。

これらに振り回れさて右往左往したことのある方、必読です。

最近の相場は株でもFXでも先物でも、
投機筋の介入によって仕手株とよく似た動きをするようになりました。

売り買いの先に大口のターゲットプライスありき。
このあたりの理解度を深め、
リスク管理とテクニカル技術の向上を徹底すれば、
トレードに対する順応力も増し、成功率も高まります。

まずはこの本を読んで、
そして、いきなりトレードするのではなく、
毎日、毎日、腐るほど板やチャートの動きを見て過ごし、
本に書いてある真実を実感してみて下さい。

そこから始まるものがきっとあるはずです。


「評判どおり」
***********************************************

評判の高さから購入しました。
本書はまさに評判どおりでした。

本書によって仕手の手口の全容が
ほぼ解明されているといっても
過言ではないほどのすばらしい実践書です。

相場全体やファンダメンタルズの影響を
必ずしも受けることなく
独特の値動きをする「中小型株」

おそらく仕手なしでは説明できないでしょう。

板を使ったマイクロメカニクスの解説は
実に鮮やかで、「中小型株」を触るなら
まさに欠かせない一冊です。

***********************************************

次のステージの本を希望します
私もこの本を読ませてもらって、サブプライムローンにおける問題をずっと前から見通していたその冒頭部分の記述の正確さに驚いたひとりです。しかし、どうしても気になることがひとつ、そこで書かれている「外国債券や外貨預金の金利だけで生活していける時代」という記述がとても気になっています。このことに関する本も書いてもらうことを切望します。


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日銀―円の王権

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日銀―円の王権 by 吉田 祐二 定価: ¥ 1,680
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副島さんの名前で買ってしまった
著者の事は全く知らなかったが
小室→副島→XX 系の方だとゆう事で手にとって見ました。

銀行による無からの信用創造に関して書かれた本は
すでに何冊か存在し 中でも「マネーを生み出す怪物」は
とても詳しく 的確で、しかも解りやすく説明されている。

他にもこの手の本はあるのだが
どれもFRBに焦点をあてて説明してあるので
日本人になじみのある「日銀」で説明してくれる本は
今まで無かったのでは無いかと思います。

日銀の歴史の部分は もう脱帽としか言えません。
仮説と表現していますが ほぼ事実でしょう。

結局、真実の歴史なんて
「お金」の部分を除いては説明できないわけで
学校で使われてる教科書がいかに無意味かがよく解る。

私は経済も歴史もシロウトですが本書は楽しく興味深く読めました。

国際金融財閥と中央銀行問題の本質を描いた力作
「日銀 円の王権」は、日本の中央銀行である日銀の歴史と、その背後に存在してきたロスチャイルド財閥やロックフェラー財閥などの国際金融財閥の社会コントロールの実態を記した本だ。

今まで、中央銀行と国際金融財閥の社会コントロールを取り上げた著作はいくつもあるが、中央銀行がコントロールする信用創造(マネー創造)と言う経済学の理論と、国際金融財閥の関係をここまで整理して、時系列的に記した本は無かったと思う。

主流の世界と日本の近現代史の最も欠けている部分(タブー)が詳細に亘って描かれている。

全ては経済によってコントロールされており、それを支配しているのが中央銀行と国際金融財閥の連合体だということ。

金融連合が作り出す偽りの民主主義の歴史と、現代社会の形成過程を知りたい方には、お勧めの力作だ。

正しいconspiracy theory
 近年読んだ本の中では圧倒的に読み応えがありました。内容を一言で言うと、日銀やFRBなどの中央銀行は経済やひいては政治に多大な影響を及ぼしているというもので、日本やアメリカの政治経済現象が中央銀行に着目することでいかに上手く説明できるかが示されます。
 好感が持てるのは筆者の態度。筆者は自らの主張をあくまで一つの解釈すなわち「モデル」と考えます。こう考えれば上手く説明できますよ、と読者に問いかけます。その作業の中ではそれまでバラバラに語られてきた多くの「回顧録」や歴史的資料が一つの道筋によって繋がれます。この道筋こそが「モデル」であり、この「モデル」によって、財界人や政治家の一見何でもない言動の重要性が浮かび上がり、その意味が理解できるようになります。次々とこうした資料を別の所から提出する筆者の作業はエキサイティングであり、その技量には脱帽するばかりです(それにしても日本の財界人たちは何代にもわたってロックフェラー家に招かれているものですね…)。
 筆者も自ら認めるように、この研究はいわゆるアカデミックなものではなく、あくまで仮定と都合の良い状況証拠を積み重ねる"consipiracy theory"の範疇に入るものです。ただし「正しいconsipracy theory」とでも言えるものでしょう。それに、私がアメリカの大学院に留学していたときに、授業で経済学の教授が、自ら研究する政治的景気循環論("Political Business Cycle"=景気の変動を政治家の合理的・利己的なインセンティブにもとづく政府の財政政策と中央銀行の金融政策によって説明する理論)を指して、"It's a conspiracy theory!"と自嘲するくらいですから、実は案外王道なのかもしれません。

ミステリーより面白い「日本銀行国盗り史」&「中央銀行世界盗り史」
副島隆彦氏の一連の著書などにより、この世界を本当に動かしている人々に関する知識を得てきて、私の世界を見る眼はすっかり変ってしまったのですが、本書には、とどめを刺されました。

この世界を支配し、歴史を変えてきた人々については、「闇の勢力」だの「国際金融資本」だの「イルミナティ」だのと呼ばれる人々が指摘されてきました。しかし、実際に、どうやって世界を支配し動かすのか、その具体的な実践法というのが、よくわかりませんでした。

しかし、本書は、教えてくれます。世界に流れるカネの量を自由に調節できる「中央銀行」なるものの、本来は私企業(株主がいる民間銀行)なのに国立銀行(公の福祉のためにある役所みたいなもん)という顔をしている組織の起源と、やり口と、この組織がしてきた数々の歴史的事件と、関わってきた人々(真の支配者、国王たち)と、現状を。ロスチャイルドとか、ロックフェラーとか、「財閥」ってのが、根本的には何をする人々なのか、ってことが、よくわかります。

そうか、問題は、敵は、「中央銀行」なんだ。明治以降の日本の真の国王は、日銀総裁なんだ。この世を動かすのがカネならば、そのカネという物質は、どこが供給しているのかを考え調査すれば、日本ならば日銀を調べるのが当然だったのだ。

けっこう分厚い本ですが、一気に読ませてくれます。文章が明快でわかりやすいです。展開が巧みで、読者の理解がすすむように工夫されています。豊富な資料の提示もいいです。

本書は言います。この世界には、「貧乏人と(中央銀行によるカネの流通を調節できる)支配層」しかいないと。他の対立軸なんか、どーでもいい瑣末なことなのだと。ほんとに、そうですね。

貧乏人としては、どうするか?こういう連中のやり口に翻弄されないために、まずは表面的な経済や政治社会の動きを真に受けないことですね。付和雷同したら、まさに、この人々の思う「大衆」の人生に閉じ込められます。


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1年で10億つくる!不動産投資の破壊的成功法 by 金森 重樹 価格: ¥ 1,500
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大変な本だ
脳内常識を破壊してしまいました。
不動産を購入するのなら知っておかなくては損をすると思うことがたくさんありましたし
自宅を購入する前に読んでおいて本当によかったと思います。

すごすぎる!
普通の人間には、投資にワンルームを選ぶことにも勇気がいるのに、
この著者は1棟買いをススメている。

しかし、それが、感情論とか、思いつきで言っているのではなく、確かな手法を確立した上で
言っているからすごい!


この本が出されたころは普通のOLにも融資が付きやすかったみたいだが、現在は少し難しいだろう。
だが、この手法を知っているのと知らないのとでは、自分の老後の豊かさが違うことだけは
はっきり言える!

みんなもこの本を読んで、目からウロコのショックを味わってほしい!
そして、確かな老後を手に入れようじゃないか!

自分の行く道が見えた様な気がする
投資には、色々なものがあるが、不動産、特に賃貸物件への投資は確かに魅力的である。しかし、物件選びや融資の申し込み方等々、素人にはハードルが高いことも事実。この本は、それらを払拭してくれ、不動産投資の魅力も教えてくれている。
自分の今後を考える上でも非常に意味がある本だった。

破壊的
この本を読んで成功した方々ーおめでとうございます
通販大家さんを利用した方々ーどうでした?もうかりましたか?

ただのあおり系の仲介業本でしょう
通販大家さんは儲かりますが
破壊的投資であなたの生活が破壊されないように気をつけましょう

世界をどん底に入れたクソ本「金持ち父さん」と並ぶ駄作!
この本に書かれていることを国家規模でやっていたのがアメリカ。不動産投資本には結構厳しいレビューをしてきたが現在出回っている本の中でも著作は群を抜いて危険かつ悪質!とにかくバランスシートをバンバンに膨らませて資産○○億円!!(借金も同額だけどね)っていう発想はかつてのバブル紳士たちを見ているようだ。この本に書かれている成功を実現するには不動産価格が右肩上がりというのが基本的には大前提です。ただそんなものは日本では30年前に終わっていますので・・・。著作の中で「投資をしない人は勇気がないだけだ」と切捨てているがそれはただの蛮勇というのですよ。借金をして不動産を買えば、夢に描いていた経済的自由が手に入るというのはまやかし。大体いまさら不動産で資産を築くっていう発想がセンスがないよ。


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メルトダウン 金融溶解

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Customer Reviews:
ケインズ政策が恐慌を長期化している
今や不況時に当たり前に行われている政府の財政支出による公共事業や
大企業、銀行の救済等のケインズ主義こそが不況を長引かせる原因と
なっている。
著書は言う。
本来淘汰されるべき企業は大企業でも銀行でも潰せば良いと。
下手に救済をするから、健全な企業に資本や財が回ってこなくなり、不況が長期化
していると。
大企業や大銀行が潰れても、影響は限定的で市場による自動調整機能が働き
資本や財は再編され再び成長軌道に乗るという。
大きすぎて潰せないと言うのは迷信だ。と言い切っています。
過去の世界大恐慌においても、ニューディール政策こそが恐慌を長期化させた
と言っています。
これには目から鱗でした。

著者はオーストリア学派の景気循環論を用いて分析しているようですが、
オーストリア学派であれば、これまでの全ての景気循環を解説できると
言います。
今回の金融危機も予め予測がついていたとの事です。
金融危機の原因は、最近色々な書籍で書かれてますがFRBによる通貨供給、金利操作だと
指摘しています。
解説には分かり易い例えが入り、読みやすかったです。
個人的には名著だと思います。




オーストリア学派について、アメリカ経済恐慌を事例として学ぼう
本書の趣旨を、かなり雑にまとめますと、「金融危機、経済恐慌の原因について、資本主義の終焉だの、自由主義経済がいけないだの、規制緩和がいけないだの、イロイロ言うけれども、こうなることを、ちゃんと資本主義の自由主義経済を支持するオーストリア学派の経済学者は警告していたでしょーが。恩人を悪役にしているんじゃないの。いったい、今までの経済のどこが自由主義だ?資本主義のルールなんか守られてきていないのに。悪いのは政府の介入なの。政府が規制して公的支援をすればするほど、経済は駄目になるの。人々のモラル・ハザード(moral hazard)は進行するの。問題はワシントンの政治エリートというアホたちなの!」となります。

翻訳書ですが、非常に読みやすいです。訳文がいいです。また、訳注が充実しているので、私のような経済に無知な人間にでも理解しやすいです。

著者のトーマス・ウッズさんの論点は明快です。結論も納得できます。しかし、問題は、わかっちゃいたけど、駄目になることはわかっていたけど、やったということではないでしょうか?なぜか?

今回の経済恐慌は、ほんとうにオーストリア経済学の知見への認識不足とか、責任ある当事者たちの無知や近視眼的打算とか保身とか権力への執着とか、そういうことが原因だったのでしょうか?いくらなんでも、そこまで他愛ないでしょうか?

そのあたりの分析&つっこみが浅いと思いました。もしくは、わざととぼけているのかな、この著者は。

なかなか難解ですが・・・
経済学者・知識人・高級官僚の大多数は 日本もアメリカでも失敗の連続で、
そういったことが、なかなか回復しない不況の根源にあるといったことが
根底にあるように感じた本です。

私は、経済学が あまり分かりませんが いろいろな専門書を読むと偏向
してるものや ある分野には かなり詳しいようだけど その他は私より
知識が無いと思われるものが多々あります。

まずは、テレビに出る有名な専門家を信じられないと思ってましたから、
そういった具体例が見つかる本とも言えるでしょう。

このレビューは、他に立派なものがありますから別の視点で語れば、
国民の多くが政治に無関心では 大資本家や大企業化の都合がいい社会に
なってしまうことを教えてもらったように思います。

副島さんが推薦するから 荒っぽい論調の本かなって思ったりもしましたが
難しい事を分かりやすく丁寧に 具体的に書いた本です。

この本を信用するのと別にして こういった知識を 多くの市民が吸収していき
政治を監視したり 応援したりできます。

自分たちの生活に政治は深く関わっていることが実感として ありますから
マスコミを信じてない自分としては こういった具体的に学べる情報は有難い
ものです。

日本について ほとんど書かれたものでなく 将来、また 第二の金融危機を
予言するものでもなく ただ、アメリカの金融を元にした政策の誤りを具体的に
書いた本です。

一般の国民が、学びあい 知識を深め 政策などの論議にたいして 一方的な
聞き役にならない・・・ある意味、政策提案などもできるようになることが
望ましい世の中だと思ったりしました。


理解不能な経済用語はありませんでした。
 私は経済学を知りませんが、理解不能な経済用語はほとんど無く、とても読みやすかったです。これは金融危機について書かれた面白い本ですが、それとは別にも、色々と考えさせられる箇所が多くありました。たとえば、

 政府が無責任に何かをやろうとするときはいつも、「時間がない。何かやらないと……」と国民に言うのだ。

 不景気になって個人の生活が脅かされるようになると、決まって政府の経済への介入が正当化される。

 などです。何だか聞き覚えやら、身に覚えやらがあるような、ないような。火事場泥棒のように善行を施したあげく、この本に書いてあるとおりであるなら、悪影響だけを残して、そうして去って行くどころか巨大化して居座るわけですから愉快な奴です。

今回の金融危機の原因・対策の見方をガラリと変える本
サブプライムローン問題(住宅バブル)に端を発する今回の金融危機を中心に書いてある本です。世界でもかなり売れているらしいです。

 本の紹介をする前に。
 著者のトーマス・ウッズという人物は「オーストリア学派」という経済思想の持ち主です。
 
 経済思想は、ものすごく大雑把に分けると2種類あって、古典派経済学とケインズ経済学があります。
 前者はアダム・スミスの「自由放任主義(レッセ・フェール)」を基礎においています。「市場の動きを重視しよう。政府は市場に介入するな」という考え方です。
 後者は政府による財政政策重視の立場です。「市場を放っておくと『市場の失敗』が起こる。政府ができるだけ介入して、市場を管理するべきだ」という考え方です。
 オーストリア学派は、前者の古典派から派生した学派の1つです。創始者はウィーン大学のカール・メンガーで、ルードビッヒ・フォン・ミーゼスや、「自生的秩序」を提唱したあのフリードリッヒ・ハイエクもこの学派に属します。最近報道でよく聞かれる「市場原理主義」にかなり近い考え方です。

 「市場原理主義の学派だって?とんでもない!」と思うかもしれませんが、この本は市場原理主義に関して重要な問題提起をしています。
 テレビ・新聞などで、大半の人達は「今回の金融危機は行き過ぎた資本主義が原因だ。政府(財務省)は大規模な財政政策を行い、中央銀行はさらに金融緩和をおこなうべきだ」という考え方を植えつけられています。
 しかし、この本は「本当に行き過ぎた資本主義が原因なのか?そもそも、金融危機以前の状況は、本当に『市場原理主義』と言えるものだったのだろうか?」という所から考えます。

 著者は「今回の住宅バブルの原因は、連邦準備制度(アメリカの中央銀行)そのものだ」という、驚くべき見解を提示します。もし日本で「あの『失われた10年』の原因は日銀そのものにある」と言ったら、どれだけの人が受け入れられるでしょうか。しかし、著者は前掲のようにきっぱりと言い切ります。今回の住宅バブルを予言していた自負があるからでしょう(オーストリア学派の経済学者のほとんどは金融危機を予言していたらしいです)。

 今回の金融危機に関して、著者の言いたいことを端的に示すと、以下のようになります。「今回の住宅バブルは、連邦準備制度が過度の金融緩和(ゼロ金利と量的緩和)を行い、そこに政府が支援をし(貧困層に対して、富の裏付けもなく贅沢な住宅を持たせる)、ファニーメイやフレディマック(アメリカの住宅公社。金融機関を通じて間接的に貧困層にお金を貸す)もそれに乗っかり、資金が特定の分野(サブプライムローン)に過剰に流れ込んだことが原因だ」
 つまり「市場に介入せず、自由放任にしておいたこと」が原因なのではなく「連邦準備制度が金融緩和という形で市場に介入したこと」が原因だとしているのです。「規制緩和」「規制強化」の次元ではなく、介入そのものを良くないことだとして断罪しています。

 話は金融危機勃発後の対策にも及びます。
「さらなる金融緩和をおこなって、消費を拡大させよう」「国債を大量に発行して、破綻しかかっている企業を救済しよう」といった政策に、著者はNOを突きつけます。
前者に対しては「金融緩和によって住宅バブルが起こり、消費が拡大した結果、こうなったんじゃないか。本末転倒だ。また、この政策をとるなら、消費ではなく、生産に注目すべきだ」、後者に対しては「企業に救済を行うことは、結果としてモラル・ハザード(救済してもらえるから経営が少しぐらいずさんでも大丈夫だ、というような倫理の低下)を引き起こす。破綻したのは、市場が『おまえはもう必要ない』と判断したからだ。みんなが必要としないものにわざわざ税金をかける必要は無い。いらない分野に税金をつぎこむことで、不況はむしろ長引き、借金も増えるだけだ」というような批判をしています。

さらに、現在の通貨制度や、これからなすべきことについても書いてありますが…ここから先は読んでからのお楽しみですね。

オーストリア学派の景気循環理論からは、以上のような見方ができます。テレビ等の報道とまるで正反対のようですね。難を言えば「全て市場に任せることで、何もかもよくなるのか。市場原理主義をとることのデメリットはないのか」を知りたかった気がしますが、なにしろ「市場原理主義」の学派なので、こればかりは仕方ないですね(笑)。「政府は余計なことをせず、市場に任せる」。怖い気もしますが、試してみる価値は十二分にあるかもしれませんね。

書き足りないところ・書きたかったところ等いろいろありますが、以上です。この本を日本で出版してくださった副島隆彦さん、古村治彦さん、成甲書房さんに感謝ですm(__)m


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リスク〈上〉―神々への反逆 (日経ビジネス人文庫) by ピーター バーンスタイン 価格: ¥ 750
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未来を予測することに挑んだ賢人たちの壮大な人類史(上巻)
よく、ビジネス書で必読の一冊にあげられている本書。
ようやく上巻、下巻を読み終えて、満足しています。

確かに、現代ビジネスパーソンには、必読書ですね。
特に、金融や経済学に直接関わっていない方々でも、
リスクリテラシーが声高に言われている今日、リスクに
関わる人類の長く、壮絶な思想革命を知っていることは
重要なことだと思います。

タイトルにある「神々への反逆」とは、紀元前も入れて
数千年にわたる、人類の「不確実な未来に関する」壮大な
智慧の戦いの歴史です。不確実な未来をいかにして、予見可能な
範囲に帰着させるのか?これに数理論理的人類の英知を傾けた革新
の物語。

古代ギリシャに始まり、行動ファイナンス、遺伝的アルゴリズム
に至る、「ものを数える」ことから「コンピュータを駆使した」
未来のシミュレーションに至る、ありとあらゆる、先人たちの
取り組みが、その人の個性や生き方も交えながら、あざやかに
展望していきます。

ぞの主軸は、著者が「はじめに」で語っているように、二つの
概念で包括されます。ひとつは、最善の意思決定は計量的手法と
数字に裏付けられた過去から敷衍できるというもの。もう一方は
未来への意思決定は、不確実性に対する主観的な信念で行うもの
といえる。

著者が目指す、記述の到達点は、資本市場における合理的投資
や投資家行動の、今日の到達点にいたる、歴史を、哲学、数学、
確率論、統計学、ポートフォリオ理論、分散投資理論、デリバティブ
や行動ファイナンスに至る智慧とビジョンとロジックを総括する
ことにあるようですが、なにせ、カバーしている分野が広範囲
なことと、登場する歴史上の人物があまりにの有名かつ人数
が多く、読んでいて恐ろしくなってくるほどの大著です。

上巻では、古代ギリシャから、19世紀に至る、数学、論理学、
統計確率、物理学の進展を、正規分布、平均、偏差の発見までの
道のりを、革新者たちのエピソードを軸に時系列的に語っていきます。

不確かな未来をより確実にするための、科学的アプローチ。偶然を必然にするために。
リスク(未来に対する不確実性)をマネージメントするために、
過去の科学者や数学者たちがどのような思惟を巡らせていたのかを、
歴史的時系列に沿って紹介をしている本。

上巻では、かなり古代にまで回帰して、
- 数学の基本的な諸概念(ゼロの概念)
- 確率論の確立。
- 実際にサイコロの目を振ることがなく、将来を予測できる
 (リスクマネージメント)の初めの一歩。

神様の運命によってではなく、ヒトの構築した理論で、
自分たちで運命を決定したり予測したりできるようになった、
その所以について。

ここで、上巻は終わっている。

おそらく具体的なリスクマネージメントや金融工学への応用は、
下巻で明らかにされるのかと思う。

リスクについての基盤がしりたいだけなのであれば、
いきなり下巻から読んでも特に問題はなさそうな本。

文庫本として発売されているが、内容はそれなりにテクニカルで、
それなりに興味がないと、読んでて結構大変だと思う。

運命に身を任せることに抵抗を感じる人には、
すごく知的にスリリングな本だと思う。

リスクの概念というより歴史
歴史が好きな人は知的好奇心を刺激されると思う。
手っ取り早くリスクについて学びたい人には不向き。

数学がいかに実学としても役にたってきたのかを知ることができた。
人名がたくさん出てくるが、学生時代に目にした人が多い。

最後のほうで、デリバティブ(金融派生商品)がなぜ登場したのか、
何に有効で何をしたから問題になったのか、わりとわかりやすく
記載されている。(門外漢でもなんとなく理解できたつもりになった)

訳文がとてもしっかりしていて読みやすい。
文庫本でこれだけの内容を学べるので、買って損はしないと思う。

「偶然」を如何に手懐けるかに関する思想史的批評!!
人間には制御できるはずのない現象を
如何に人間に知覚可能で、再現可能な理論とするか、

あるいは、制御できるはずのない現象を、
如何に人間に知覚可能で、再現可能な標準とするか、

こうした近代科学を推進してきた力強い動機は、
科学の発展と同時に、陰ながら現代の投資理論の伏線となっていた、
とりわけ、リスク管理の重要な補助線となっていた…

バーンスタイン氏が過去の科学者たちを多数登場させたうえで、
彼らの独自の理論をいわば叩き台にしながら、
株式・為替市場における「リスク」を主軸にして論じていく様は、

学術研究と呼ぶには、エッセー的要素が強いにしても、
いわば、投資理論における「リスク」概念の思想史的変遷ということはできるのだと思う。

個々の理論の思想史的な位置付けは読んでいただくしかないものの、
すべてではないことを承知で、以下に簡略化すれば、

 1 カルダーノ    賭博
 1 パスカル     三角形
 2 ガウス      正規分布
 3 ゴールトン    平均への回帰
 4 マーコビッツ   共分散
 5 ベルヌーイ    標本抽出
 6 アロー      普遍的な保険
 7 ラプラス     確率論
 8 ポアンカレ    因果関係の潜在力
 9 アインシュタイン 相対性理論
10 ライプニッツ   自然界の謎
11 ケインズ     確率論と合理性

といった人物と代表的な思想が叩き台にされる。

不確実性の中で意思決定を図るとはどのようなリスクがあるのか、
完全な、確実な情報がない中でどのように判断するのか、

リスクを見極めることに鋭い感覚をお持ちならば、
該当の思想かなり考え方なりだけでも、

ピンポイントで巻末の索引で検索にかけて、
そこだけ、じっくり読むほうがいいのかもしれない。

本書すべてを通しで読んだ身としては、
全部を読んでる間に、大きな株式・為替相場でのチャンスを
うっかりと逃してしまうほどに時間がかかるというデメリットがある。

分量的にも内容的にももう少しスリム化できたならという希望を込めて、
「★★★★★」ではなく「★★★★」とさせていただきます。

(上)は統計学の本(下)はリスクマネジメントの本
 表題の「リスク」はどちらかといえば概念・総論を表す言葉であり、(上)では、その
歴史について、まずは統計学的なところから紐解いている。
 ただ、(下)まですべて読み終えないと「リスク」全般にかかる総論までは、たどりつかない。
 (下)の終盤で著者が述べているリスクマネジメントの未来の話は大変興味深い。


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