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TVオンエア終了後、激しく賛否を呼んだ最終回を映画でやり直すという前代未聞の企画で製作され、一大ブームとなったSFアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』劇場版。その内容は、テレビ版の総集編を改定した『DEATH(TRUE)2』と、真のラストを描く『AIR/まごころを、君に』の2部構成。前者の構成は、単なるダイジェストではなく、ドラマをシャッフルさせながら観る者を魅惑の悪夢に誘うかのような趣向であり、後者は人類補完計画の発動に伴う主人公たちの運命が描かれていくが、そこには本作のファンの主層でもあろうアニメおたくに対する批判が、作り手自らの痛みも伴いながら繰り広げられていく。従って、その結末にも安易な希望など見受けられず、当然ながらさらなる賛否の激しい議論を呼んだ。いずれにせよ、現代の脆弱な心のまま生きる日本人に痛切なアンチテーゼを発信し、社会現象を巻き起こすに足る問題作であったことは間違いない。(増當竜也)
呪われてます ![]()
私はこの作品に呪われているような気がします。
今から10年前。小学校5年のとき、友達にビデオを見せられたのが始まりてした。
私の脳に衝撃が走りました。今までに感じたことの無い衝撃。小学5年ですから難しい話は全然理解していません。しかしながらこの作品は凄い。他のものとは何かが違うと思いました。
あれから10年たった今も、それは変わりません。正直、こんな根暗で陰湿な作品を何故面白いのか不思議です。
ですが、もう逃げられないのです。もう……
人の数だけ。 ![]()
人の数だけ解釈があり、そのどれも間違っていない作品だと思います。
だって明確な説明は無いんですから。
考えるのが苦痛で無い方なら楽しめると思います。何となく、目から入ってきた映像をそのまま受け入れて流すように見る方は、意味がわからないと感じるだけになるかもしれません。
最後がわけわからないという人も多いようですね。
確かに真実はわからないんですが、自分なりに解釈するための要素はそれまでに散りばめられていたはず。
なので自分なりの答えを考えるのも楽しいかもしれません。
BAD ENDともHAPPY ENDともとれるんですから。
どうしても自分では何もわからないという方は、ネットで人の解釈を読み漁っても面白いと思います。
しかし観る側の一部の意識が個人的に笑えてしまいます。
この作品が理解出来ることがそんなに大層なことでしょうか。わからない、という感想も間違っていないはずです。どうもこの作品にのめり込んだファンには表面上でしかエヴァを見ていない人を蔑む傾向があるように思えます。
何を勘違いしているのでしょうか?
これは所詮作品です。教科書でも、生きる上で大切なことでもないはず。
この作品を理解出来るかどうか、理解する気があるかどうかがそのまま人の価値や成熟度をはかる指標になるとは到底思えません。
確かに壮大な作品ではあります。しかしこれが全てであるかのような考え方は、逆に精神的に危険だと思います。
また、この作品を見た感想が数年前と今で変わっていなくとも、それが「自分は本質的に何も変わっていない」ということにはなり得ないのです。
あなたの世界がそんなに狭い筈ないだろうという感じですね。
話が逸れましたが、真実はわからず終いですがそこに面白さを見いだせれば楽しめる作品です。
また、グロや退廃的な映像・思考が好きな方は、話がわからずとも映像作品として楽しめるのではないでしょうか。
しかし面白いとは言ってもやっぱり制作者側の明確な答えも知りたいですね。
いくら自分達で解釈したところで、正規の解釈は無いわけですから、不完全燃焼といえば不完全燃焼。もやもやが残ります。
それから、庵野総監督の自己満足でしかないと感じた方も少なくはないようですが、確かにそういうところはあると思います。とくに終盤の実写映像は何が言いたかったのか。どういう意味があるのか。雰囲気としてだけなら別に必要なかったような‥
そういう、「これ必要か?」と思わされる演出がありました。
不思議な空気を出すだけだして、結局ストーリーについての詳しい解説がないのはどうかと思いますね。映画なんですから、ある程度は明確にイメージを伝えるということも必要かも。
「得体の知れない雰囲気の映像をつくる俺かっこいい」と思ってそうな気も、しないでもなくてちょっと萎えます‥‥
最後に、これだけは耐えられなかったという点が1つ。
喘ぎ声が多い。
一人で観られる環境にない人には辛いかもしれません。
私的「旧劇場版」論 ![]()
補完され得る事の無い「現在進行形」、の作品。
終わり無き賛否両論こそこの作品の真の魅力ではなかろうか?
難解な伏線は物語を構築する「素材」に過ぎず、そこに込められたメッセージは信じられない位シンプルで普遍的なモノである。
公開から10年以上経ち、新劇場版:序&破を観た後で改めてこの作品について私見を述べたい。
様々な衝撃的描写に象徴的な意味は無く、監督の言わば照れ隠しの様にすら思える。
余りにもベタなメッセージを直接的に描きたくは無かったのだろう。
映画の結末はシニカルなハッピーエンドで幕を閉じる。
当時、映画が終わり席を立ち外気に触れた時、この作品のメッセージを強く感じた。
生きる事は変わる事なのだ。
そして、今の自分が永遠に続くモノでは無く自己を狭い殻に閉じ込めているのも自分自身でしか無い。
「映画」としては賛否両論あるかも知れない…エンターテイメントとして難があるのも認める...。
だが、この作品以上に革新的であり、観る側に「何か」を突き付けたアニメーションを私は知らない...。
新劇場版から振り返る当時 ![]()
新劇場版「序」から「破」と観て、ふと見直してみたくなり購入しました。
感想は、「酷い作品だな」
現在の作品と比べて、ですが。
当時としてかなり高い技術で作られた作品ですが、現在のものと比較すればやはり見劣りします。
そんなことは当然として、なにより、酷いと感じたのはその陰惨さでした。
今にしてみれば、決して子供に見せたいものではありません。
しかし、当時子供だった私は、この作品に「何か」を見て、そして強く惹かれました。
それが何だったのか、時間とともにそれ失われていってしまったように思います。
新劇場版は、その、私が失った「何か」を思い出させてくれたように感じました。
当時とは全く違う、とても輝いた形で。
新劇場版で何かを感じたなら、今の気持ちでこの作品を見てください。
きっと、月日の流れと「何か」を感じられると思います。
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