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テンポが悪すぎる ![]()
鮫シリーズは初めから読んでます。
そんな自分でも正直読んでいくのが辛くなるほど本書はテンポが悪いです。
他の方も書かれていますが、本書の頁の半分近くを説明調な文章が占め物語の進行を妨げていると感じました。
今までの鮫シリーズは全て「徹夜本」でしたが、本書にはそうしたテンポが読み取れず途中でシラケてしまいました。
情景描写や人物の描写にはもう少し工夫が欲しかったと思いました。
真壁ものとはいうが、やっぱり鮫島。 ![]()
新宿鮫に求めるものが違うと極端に好みが分かれるという作品。
鮫島=アクションヒーローを求める人には、この話はおとなしすぎて退屈だろう。
鮫島の人間性が好きな人には大傑作に映るだろう。
淡々と進むストーリーの中、真壁や新宿の歴史を通して人間鮫島が描かれていく。
私は、こういう話は好きだなぁ。
鮫島の進化というより、大沢在昌の進化が見て取れる。
まるで、毎回毎回自己記録を更新するアスリートを見ているような気になる。
やはり「鮫」、面白いとしか言いようがない ![]()
最新作が待ち遠しく、なんて思っていたもんだから、本作を最新作と思ってつい買って読んだ。
おっとぉ、最新作ではありませんでしたぁ。
読んだ読んだ、でも、もう数年も前だから、微妙に覚えてないなぁ。。。なんて思っているうちに、
もう一度はまりました。
何度読んでも面白い、と、そんな感じがする。
何だか、久しぶりに懐かしい友達に会ったようで、ホッとすると同時に、あぁ(鮫も)自分も、時間
を過ごした(要するに年をくった)なぁ、なんてね。
このところ大沢在昌から少し遠ざかっていましたが、やはりうまい。
新宿鮫のシリーズも、決して色あせることなく、むしろ毎回何らか新しい刺激を加えつつ、円熟して
いっている。
東京と言う場所に住む時間が長くなってきて、ますますこのシリーズの面白さが毎日の生活を通して
伝わってくる。山手線に乗りながら、車窓に東京の、新宿の風景を眺めて読む「鮫」。
いやぁ、よろしいなぁ。。。
カッコいい〜! ![]()
この作品、ズバリ私の好みです。
まずは何と言っても、本作の主人公真壁のキャラクターが良い!
一本気で生き方を簡単に変えられない男、自ら危険で損な道を選んでしまう男。
まるで若い頃の高倉健さんが演じてたようなヤクザ。
もう渋すぎてカッコ良すぎて素敵です。
そしてそんな彼にひっそりと寄り添う女、雪絵。
一昔前の人情ドラマに出て来そうな二人だけど、そこがまた良い。
さらには鮫島が内偵の過程で出会う孤独な老人大江と、鮫島が偶然思わぬ形で発見した
大昔の事件にももう一つの人情ドラマがあり物語を盛り上げます。
それから「炎蛹」以来レギュラーになった仙田も現れ、粋な計らいをして去って行き、
いよいよハラハラのクライマックスへ向かいます。
今回は派手なアクションシーンは少なく、「人情ドラマ」に終始していますが、それでも
十分に楽しめたし感動しました。
読み終えた後、思わず「カッコいい〜!」と言ってしまうほど痺れた作品でした。
灰 夜 (光文社文庫) |
氷舞―新宿鮫〈6〉 (光文社文庫) |
炎蛹―新宿鮫〈5〉 (光文社文庫) |
無間人形―新宿鮫〈4〉 (光文社文庫) |
屍蘭―新宿鮫〈3〉 (光文社文庫) |